自然の中で遊べる、ちょっとへんな遊園地「サントピアワールド」/阿賀野市


2021年05月01日 59365ビュー
五頭山の麓にひときわ目立つ観覧車があります。
水と緑と太陽のユートピア」というキャッチフレーズでおなじみの「サントピアワールド」です。
キャッチフレーズの通り、山と田んぼと阿賀野川に囲まれた場所で、45年間も営業してきた遊園地なんです。でも、その「サントピアワールド」も新型コロナウィルス感染症の深刻な影響を受け、経営危機を迎えてしまいました。
そこでおこなったクラウドファンディングによって、4,500人近くの方々から4,200万円以上の支援を集めたのです。

 
この遊園地は1976年に「安田アイランド」としてオープンし、1998年には「サントピアワールド」としてリニューアルオープンして園内の景観も整備されました。

 
リニューアルに伴って「水と緑と太陽のユートピア」というキャッチフレーズが作られましたが、「どこか漂うイタリアの風」という裏コンセプトもあったのだそうです。
そういわれてみると、どことなくイタリアの風が漂う気がしなくもない…
ちなみに、石像やアトラクションの中にもイタリア製のものが使われているそうです。

 
とはいえ、いきなりトーテムポールが建っていて、インディアンの住む北アメリカのようなムードも漂っていたり…

 
ペアのモアイが建っていて、イースター島以上に神秘的な謎をたたえていたりとか…

 
池にはニシキゴイが泳いでいて、エサやりができたりとか…

 

おごそかな鳥居の奥に凶暴そうな肉食恐竜が祭られていたりとかして、イタリアどころか世界一周する勢いです。

何ならタイムトラベルまでしちゃいそう。

 

少し外れたところには、本物の祠までありました。
同じ阿賀野市にある人気パワースポット「旦飯野神社(あさいいのじんじゃ)」の宮司さんからお祓いしてもらっている祠なのだそうです。
見つけたら安全に楽しく遊べるようにお参りしておきましょう。
 

こうした、ちょっと不思議なところも「サントピアワールド」の魅力だと思いますので、興味のある方は探してみてください。

 
人気の「恐竜ジェットコースター」や「バイキング」をはじめ、楽しく遊べるアトラクションも充実しています。

 
イタリア製の「メリーゴーランド」は2階建てで高級感があるので、インスタ映え間違いなしです。

 
サントピアワールド」を象徴する「大観覧車」も人気アトラクションです。
撮影スポットとしても人気があります。

 
大観覧車」に乗ると一面の田園風景や遠くの山を見ることができ、晴れた日は日本海に浮かぶ佐渡島まで見えるそうです。

 
今年から登場した新アトラクションの「ダイナソーアドベンチャーツアー」は恐竜が潜む森を歩く「ジュラシック・パーク」体験のようなアトラクション。

 
アトラクションの外からでも恐竜の一部を確認することができて、「ジュラシック・パーク」のテーマソングが軽く脳内再生されました。

 
もちろん、遊園地には欠かせないお化け屋敷もあるんです。
その名も「怪奇モンスターの館」。
ちょっと園の外れにあるのがより恐怖心をかき立てます。

 
館の前にはヤバそうな連中が待ち受けていて、子どもたちをビビらせます。

 
新之助のイチ推しは「氷の館アラスカ」です。
マイナス40°という北極の寒さが体験できるというアトラクションなんですが、寒過ぎてじっくり見て回ることができません。
ちょっとしたガマン大会です。
でも、この「アラスカ」内では人気映画やアニメのパロディー展示があり、それが異様なほどに興味をそそるのです。

 
のんびり園内の景色を楽しみたいという方には「メルヘントレイン」とか…

 
弁慶号」がおすすめ。

 
センターハウスの中には、じつはアトラクションよりも人気があるんじゃないかといわれるゲームコーナーもあります。
たしかに景品を見ると、ちょっとやってみたくなりますね。

 

これからの緑豊かな季節は、自然の中の遊園地「サントピアワールド」で思い思いに遊んでみてはいかがでしょうか。

きっといい思い出ができると思いますよ。

 

伝説の初代マスコットキャラクター・サンちゃんに、会えるかもしれません…。

 
サントピアワールド

サントピアワールド

新潟県阿賀野市久保1-1
TEL. 0250-68-3450
営業時間/9:00-17:00
     10:00-16:00(3月、11月、4月〜10月の平日)
     ※ゴーデンウィーク、夏休みは除く
定休日/ホームページをご確認ください。
駐車場/普通車2,000台
入園料/大人(中学生以上)1.100円
    小人(3歳以上小学生以下)800円
    シルバー(65歳以上)600円
    ※障害者割引、団体割引あり
乗物回数券/1,000円(1,100円分)
      2,000円(2,300円分)
      ※3歳以下は無料

この記事を書いた人
田中新之助(たなかしんのすけ)

新潟を愛する万年新米ライターです。持ち前の粘り強さで味わい深い記事を書いていきたいと思ってます。とくに観光ガイドには載っていないような、新潟の珍スポットや変スポットに力を入れて紹介していきたいです。

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