日本列島誕生の謎を探る!フォッサマグナミュージアム、長者ケ原考古館/糸魚川市
まずはプロローグで、ヒスイの故郷を体感
新潟県の石に指定されたヒスイがいっぱい
綺麗な石のイメージが強いヒスイですが、重くて堅いため、縄文前期と呼ばれる約6500年前にはハンマー(叩き石)として使われていました。
その後、垂飾りという玉として使われたり、勾玉が作られたりと、美しさが重用されるようになっていったのです。
時は流れ、奈良時代に東大寺法華堂の仏像に使われたのを最後に、ヒスイは日本の歴史から姿を消します。そのため「ヒスイは海外から渡来した石」と長年思われていました。
現在は盗掘などから守るため、小滝川ヒスイ峡は国の天然記念物に指定され保護されています。
博士の研究内容はもちろん、愛用の品などもあり、その人柄もしのばれるような展示になっています。
大迫力の巨大スクリーンで日本列島誕生を観よう!
小さな石ひとつ取っても、実は大自然の営みが関係していることが分かって、何とも不思議な気持ちになりました。
案内してくれた学芸員さんの「大地を良く知ることが、私たちの生活をよりよくする」という言葉が印象に残りました。
魅惑の化石と鉱物たち
フォッサマグナミュージアム
住所:新潟県糸魚川市 一ノ宮1313(美山公園内)
TEL:025-553-1880
開館時間:午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:12月〜2月の月曜日・祝日の翌日/年末年始
入館料:一般 500円/高校生以下 無料
長者ケ原考古館との共通入館券 一般 600円/高校生以下 無料
長者ケ原考古館
食器ひとつにも、当時を生きた人たちの物語がある…そんなことを実感しました。
長者ケ原考古館
住所:新潟県糸魚川市一ノ宮1383
TEL:025-553-1900
開館時間:午前9時から午後5時(受付は午後4時30分まで)
休館日:12月〜2月の月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)/年末年始
入館料:一般 300円/高校生以下 無料
縄文の大規模集落で思いを馳せる
縄文時代中・後期(5000〜3500年前)に栄えた大きな集落跡で、24棟の住居、貯蔵穴、多くの墓などが確認されました。
長者ケ原遺跡公園
冬季閉園(12月〜3月)
エリア
- 妙高・上越・糸魚川エリア
カテゴリー
- おでかけ
長岡市のリバティデザインスタジオで、夫とともにグラフィックデザインやコンテンツ制作を行う。アート、映画、文学、建築、カフェ巡り、旅行、可愛いものが大好き。ウェブマガジン「WebSkip(https://webskip.net/)」も細々と更新中