新潟の食と技を伝え続ける創業180年余の老舗「割烹 北辰館」で過ごした至福のひととき!祝!料理長 小山さん日本料理大賞技能賞!/新発田市


2023年05月06日 3077ビュー
この春、我が子たちの進学&進級。
お祝いで、新発田にあります「割烹 北辰館」で食事をしようと、かねてより計画をしていたところ……
3月に行われた日本料理大賞で北辰館の料理長 小山さんが技能賞を受賞したとの報が入りました!!
これは素晴らしい!!
すごいタイミング!!
 
というワケで、老舗の北辰館がどんなお店なのか、どんなお料理が出てくるのか、日本料理大賞で全国10人の料理人に選ばれた料理長の小山さんがどんな方なのか……
きっと皆さまも知りたいと思いますので、急遽レポートすることにしました!!

創業180年余の老舗「割烹 北辰館」

新潟県新発田市にあります割烹 北辰館は、江戸時代嘉永年間に開業。
新発田藩の御用達でもあり「近代日本料理の祖」と称される新発田の料理人 渋谷利喜太郎氏が初めて腕をふるったお店としても記録が残っている、地元の人ならば誰もが知る老舗。
 
というと、ちょっと敷居が高いわぁ…と、思ってしまうかもしれませんが、大丈夫です!
会合やお祝い、冠婚葬祭や仕出しのご利用だけでなく、お友達やご家族と一緒に、お店でお食事を楽しむこともできます(要予約・ご予算や内容をお問合せ下さい)。
新発田駅から歩いてすぐでアクセスも良く、大型バスが3台入る広い駐車場もあります。
 
私も以前にお友達とランチで利用して、その料理と雰囲気に感動。
お祝いという理由を付けて(笑)家族を誘った次第です。

伝統の技と新しい技で、新潟の旬を堪能した至福の時

素敵なお庭が見えるお部屋をご用意して頂きました(リクエストしました)。
それでは、今回ご用意頂いたお料理を少しご紹介します。
 
先付けや前菜には、今が旬のホタルイカをはじめとした春の食材と、北辰館伝統のくるみ豆腐
一発目からぶわっと春の風が吹き抜けました。

くるみ豆腐はすごく濃厚でなめらか。
この先、どうなっちゃうんだろうという期待感が込み上げてきます。
お椀やお造りでは佐渡産のメジマグロなど、新潟が誇る海鮮がたっぷり。
お造り……口の中で蕩けちゃう❤
煮物や揚げ物では旬の竹の子やふきのとうなど、山の恵を頂きました。
海あり山あり……新潟に生まれてきて良かった!!と思った瞬間。
お肉は2021年に新たな新潟県産のブランド牛として誕生した、にいがた和牛※「新発田牛(しばたうし)」です。
にいがた和牛の地域ブランド誕生は、ご存知の方も多い「村上牛」以来18年ぶり2例目なのだとか!
 
もうね、口当たりがすごく良くて、お肉の甘み旨みが優しく優しく広がります。
肉―っつて感じじゃなくて……
お殿様ならぬお肉様!!
背後に新発田城見えました。


※にいがた和牛…新潟県内で育てられた黒毛和牛。
品質規格等級が3等級(A-3、B-3)以上のもの。新発田牛は肉質4等級以上に限定。
 
食事は子どもも嬉しいお祝いのチラシ寿司
デザートの甘味は桜の豆乳チーズケーキにスイカといちご
最後のデザートまで素晴らしい手仕事。
 
伝統の技と新しい技で昇華した新潟の旬の食を、これでもかというくらい堪能させていただきました。
家族も大変喜んでくれて、よい一日となりました。
一生の思い出!!
(あ、でもたぶんまた来ます)
 
そして今回、このような素敵なお料理を用意してくれた料理長の小山さんに、少しだけお話を伺うことができました。

日本料理大賞技能賞!料理長 小山さんにインタビュー

北辰館料理長 小山誠さん
高校を卒業後、新潟市の旅館で12年修行後、東京南青山「日本料理 僖成」にて2年修行。北辰館の姉妹店「ついしん手紙」に勤務し、2019年より本店「北辰館」の料理長に就任。

日本料理大賞2022-2023とは

日本料理アカデミー主催の日本料理大賞は、日本食の普及や担い手の育成を目的に2年に1度開催される料理コンテストです。
今年は「郷土料理を新しくする」がテーマで、約140人の料理人が応募。
1次審査から3次審査で10人にまで絞られ、別大会上位者の海外料理人2人を加えた12人により決勝大会が行われました。

小山さんはその精鋭10人のうちの1人に選出され、決勝大会では優勝こそ逃したものの技能賞を受賞。

 

 

――数ある料理の中で、日本料理を選んだきっかけがありましたら教えて下さい。

小山さん:私の料理でたくさんの方に感動を与えたくて料理人を目指しました。そのなかで、なぜか日本料理しか思いつかず、迷わず日本料理の道に進んでいました。

 ――もうすでに立派な実績があるにも関わらず、大会に出場しようと思ったのは何故ですか?
小山さん:結果よりも、自分がどれだけやれるかを試したくて大会に出場してみました。
 
――新潟の郷土料理から「のっぺ」を選んだのは何故ですか?最初からその構想があったのでしょうか?それとも試作の中で閃いたのでしょうか?
 
小山さん:郷土料理の「のっぺ」は、地域や家庭で入れる材料や作り方などに違いがあります。個人的にも「のっぺ」が好きだったので、自分なりに新たな形で表現してみたくて1番先に選びました。
【すべて新潟県産の食材を使用し、ゼラチンで固めた「のっぺ」】
 
――決勝のお弁当は実際に作ってみていかがでしたか?
【決勝時の松花堂弁当】
 
小山さん:まだまだやれたと後悔ばかりです。
 
とは言うものの、制限時間内で作り終わらない方もいた中、30分ほど残して4人前のお弁当を仕上げ、みごと技能賞に輝いたのですから凄いです!!
 
――小山さんが思う新潟の食や食材の魅力について教えてください。
 
小山さん:新潟の食材は魚やお米、野菜……どれも美味しいものばかりです。
それらが取れる土地で、また味わいが違うところが魅力的で素晴らしいと思います。
 
――料理を作っていて大事にしていることや、こだわりを教えてください。
 
小山さん:四季を大切に、目でも楽しい料理を大切にしています。
 
――これからの目標や展望がありましたら教えてください。
 
小山さん:今回の大会の結果を糧に、気持ちを切り替え、皆様に「美味しかった」と言って頂けるよう精進していきたいと思います。
 
受賞後の、お疲れ&お忙しいところありがとうございました!!
味はもちろん、本当に目で見ても美しく、四季を感じることができました。
 
このお料理だけを目的に新発田まで足を伸ばす価値が十分ありますが(だって全国10人の、しかも技能で認められた料理人が作る料理が食べられるんですよ!)
周辺には清水園など観光スポットもたくさんあります。
観光にお越しの際は、北辰館で新潟の、日本料理の、伝統と技を是非とも体感してみてはいかがでしょうか。
姉妹店「ついしん手紙」も素晴らしいお店ですのでこちらもおすすめです。

割烹 北辰館

新発田市諏訪町1-13-15
お問い合わせ:0254-22-2249
不定休
予約制(2名様~)
営業時間:10時~22時30分
駐車場:30台(大型バス3台可)

姉妹店「ついしん手紙」

新潟県新発田市中央町3-5-7
0254-21-2950
ランチタイム 11時45分~13時30分
ディナータイム 18時~21時15分
定休日:毎週日曜日、第一・第三月曜日
(定休日が祝前日の場合は営業予定)
駐車場:15台

この記事を書いた人
おくちゃん

WEBライター/日本酒ナビゲーター/スイーツコンシェルジュ 新潟市南区出身。
美味しいもの大好き!
油ものとお腹周りがキツくなってきたアラフォー・2児の母。

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