良寛さんゆかりの地 出雲崎を訪ねる その二/出雲崎町
2023年10月29日
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「良寛さんゆかりの地 出雲崎を訪ねる その一」からの続きです。
旅のスケジュールはこちらです。
旅のスケジュールはこちらです。
「その一」では、長岡駅から「天領の里」まで旅しました。
後半は、天領の里にある日本海と佐渡を望むことができるレストラン「陣や」でランチをいただくところからスタートです!
後半は、天領の里にある日本海と佐渡を望むことができるレストラン「陣や」でランチをいただくところからスタートです!
レストラン「陣や」
海鮮が自慢とのことなので、連れはおススメの「陣や御膳」を、私は「もずく麺」を頼みました。
「陣や御膳」は、2013国際ご当地グルメグランプリで総合グランプリを受賞したご当地名物「サザエの炊き込みご飯」とお刺身やもずく酢などがセットになっており、大変お得です。
「陣や御膳」は、2013国際ご当地グルメグランプリで総合グランプリを受賞したご当地名物「サザエの炊き込みご飯」とお刺身やもずく酢などがセットになっており、大変お得です。
それにしても豪華ですね。
連れに聞いたところ、炊き込みご飯はサザエの食感と旨味が感じられ、総合グランプリ受賞にも納得、他の品も海の恵みをアピールしているところが出雲崎らしい、とのことでした。
なお、現在は、よりカジュアルにお楽しみいただける「陣やプレート」に変わったそうです。
私は歳も考え、あっさりヘルシー路線でいきます。
うどんに、もずくが練り込まれている「もずく麺」です。もずくの風味やとろみが感じられ、喉越しもさわやかにあっさり平らげてしまいました。
外の景色もいいですね。
「Wぽんだらバーガーセット」が気になりましたので、ちょっと食べ過ぎかなと思いましたが、それも頼んでしまいました。
「ぽんだら」とは小さい真鱈のことで、普通はセリに出されず、売り物にはならない魚なのですが、揚げてご当地バーガーに仕上げたそうです。まさに、もったいないの心ですね。たっぷりのタルタルソースのフライと、新潟たれカツの甘ダレにくぐらせたフライの2種類が楽しめるので、「W」です。フライドポテトとセットでこれもボリューム満点。
“たらふく”いただき、ごちそうさまでした。
物産館は地元の特産品や海産物加工品などが販売されています。
“たらふく”いただき、ごちそうさまでした。
物産館は地元の特産品や海産物加工品などが販売されています。
物産館を出ると、入口付近で地元の丸山さんが農産物や手作りの逸品を並べて販売していました。私もお土産に「手作り えご」(450円)を買いましたが、家で食べたところその美味しさに驚きました。
また、買いに行かなくっちゃ。
越後出雲崎 天領の里、詳しくはホームページで。
越後出雲崎 天領の里
新潟県三島郡出雲崎町尼瀬6−57
Tel : 0258-78-4000
・物産館
9時~17時
・レストラン「陣や」
11時30分~15時(14時30分 ランチラストオーダー)
14時30分~17時(16時30分 喫茶ラストオーダー)
【休館日】
11月~3月 毎週水曜日 4月~10月 毎月第一水曜日
※5月8月は無休 年末年始
なお、出雲崎町観光協会のホームページで、町のお食事処やお土産、観光施設などを紹介しています。旅のご参考にどうぞ。
良寛堂
海沿いに良寛堂の案内看板がありました。
良寛堂は、大正11年に良寛の生家・橘屋(たちばなや)の跡地に作られました。日本画壇の巨匠・安田靫彦(やすだ・ゆきひこ)画伯が、佐渡島を背景に日本海に浮かんで見えるよう浮御堂(うきみどう)をイメージして設計されたそうです。
堂内の御影石(みかげいし)でできた石塔には、良寛が常に持ち歩いた石の地蔵様がはめ込まれており、良寛自筆の歌も刻まれています。
境内には良寛の父・以南(いなん)の句碑もありました。
良寛堂の裏手には母の生まれた佐渡島を眺める良寛の像があります。この日は海も穏やかでしたが、良寛さんは海の向こうの母の島を眺めながら、何を思っておられるのでしょうか。
芭蕉がこの地で詠んだと言われる超名句「荒海や佐渡によこたふ天河(あまのがは)」を思い出して、恥ずかしながら駄句を作り、ゆっくり書いてみました。
「天の川良寛堂を浮游さす」
さらに天領の里での良寛の少年時代の栄蔵像と、良寛堂の良寛像がオーバーラップしてきました。調子に乗って駄歌も作り、これもゆっくり書いてみました。
「海を見る栄蔵の背も母の島佐渡も眺むる良寛さまよ」(海遠見留栄蔵乃背毛波々能志萬佐登毛奈可む流良寛さ未与)
船橋屋
良寛堂の近くに出雲崎の名産品を販売しているお店があると聞き、訪ねてみました。
船橋屋(ふなはしや)商店社長の三輪浩作(みわ・こうさく)さんとお母様の愛子(あいこ)さんです。
「船橋屋」は屋号で、江戸時代から数えて13代目とのこと。時代によって商いの形を変えながら、海産物の加工・製造、販売という今の姿に至っているそうです。
「鱈でんぶ」、でんぶなんて懐かしい響き。「北前漬」、そうか出雲崎は北前船の寄港地だったしね。「鱈の親子漬」、これ酒のつまみに最高、なんて独り言を言いながら、商品を眺めてしまいました。「えご」や「もずく」も人気。何を買うか迷うのも楽しいですよね。
ちなみに「いかの白づくり」は寒くなってから作るのだそうです。
お店には、念願かなって良寛さんをはるばる訪ねて来た県外のお客様も立ち寄るそうです。そしてこの店で一服して、いろいろお話しになっていくとのこと。とてもかくしゃくとしておられるお母様は御年92歳。店頭に立ち、お客様との会話を楽しむといったことがお元気の秘訣なのかなと思いました。
ちなみに「いかの白づくり」は寒くなってから作るのだそうです。
お店には、念願かなって良寛さんをはるばる訪ねて来た県外のお客様も立ち寄るそうです。そしてこの店で一服して、いろいろお話しになっていくとのこと。とてもかくしゃくとしておられるお母様は御年92歳。店頭に立ち、お客様との会話を楽しむといったことがお元気の秘訣なのかなと思いました。
船橋屋商店
出雲崎町大字石井町490
Tel:0258-78-2041
営業:8:00~19:00
定休日:水曜日
妻入りの街並み展望広場
旅の終わりに「妻入りの街並み」を俯瞰したいと思い、「妻入りの街並み展望広場」に昇ってみました。
昇り始めて数分、広場に到着です。
昇り始めて数分、広場に到着です。
江戸時代、出雲崎は大変栄えていましたが、当時は家の間口の広さで課税されていたため、道路に面して間口が狭く、奥行が長い「妻入り」と呼ばれる建築様式の家が立ち並びました。上からの景色も美しいですね。
妻入りの町並みに感銘を受け、名残惜しい気持ちではありますが、長岡行きのバスの時刻が近づいてきましたので、今回の旅はこれでおしまい。
出雲崎の皆様、本当にありがとうございました。
長岡地域振興局では、令和5年7月より、「若手職員による長岡地域の魅力発信プロジェクト(通称:にもプロ)」を始動しました。
NIMO(にも)は管内のN:長岡市、I:出雲崎町、M:見附市、O:小千谷市の頭文字から名付けた名称です。
長岡地域振興局管内には様々な自然や文化、行事等が存在しており、まだまだ知られていない・もっと知られて欲しい魅力をInstagramで発信しています。
出雲崎町の魅力も投稿していますので、ぜひこちらもご覧ください!!
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