苔テラリウム作ってみよう!緑あふれる空間で「ごゆっくり」過ごすカフェ「5yukuri」/阿賀野市
2025年11月09日
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新潟県は年間を通じて湿度が高いためか、庭園や寺社仏閣に苔の見事な場所が多くあると感じます。苔の魅力を前面に出した苔庭などは何とも言えない風情があり、個人的には最推しです。
そんな苔の良さを感じられる「苔テラリウム」を作れる場所があるということで訪ねてみました。
造園会社が手掛けた緑あふれるお庭とカフェ
場所はJR水原駅から約3キロ、白鳥の飛来で有名な瓢湖からも2キロちょっとの国道460号線沿いの所に、貸切ヴィラ・カフェ・ミーティングルームなどがある複合施設「5yukuri(ゴユクリ)」があります。
こちらは造園会社が手掛けた施設で、そのためにカフェの前には水の流れる立派なお庭があります。
ぜひお店に入る前にじっくりとお庭を鑑賞して味わってみてください。
カフェ店内は植物であふれ、大きな窓も相まってまるで自分が大きなテラリウムの中に入ってしまったかのような感じがします。
ちなみに「テラリウム」とはガラスなどの容器の中で植物や生き物を育てる方法のことで、小さな自然を器の中に詰めて表現した温室のようなものです。
ちなみに「テラリウム」とはガラスなどの容器の中で植物や生き物を育てる方法のことで、小さな自然を器の中に詰めて表現した温室のようなものです。
器の中に小さな自然を作る苔テラリウム
今回は予約なしで誰でもできる「苔テラリウム製作体験」(2,500円税込)を体験させていただきました。
こちらは砂や石の配置といった難しい工程をすでに済ませた作品に、苔を貼るだけでクオリティーの高い作品を持ち帰れるという短い時間でできるお手軽体験です。
手順としては石の色や配置の違う容器からお好みの品を選び、ホソバオキナゴケという苔を小さくちぎって古くなった部分を取り除いていきます。
その苔を水につけて洗い、ピンセットで容器内の土部分に「苗のように植えるのではなく軽く押し付けるように貼る」作業を行います。
その苔を水につけて洗い、ピンセットで容器内の土部分に「苗のように植えるのではなく軽く押し付けるように貼る」作業を行います。
ちょっと繊細な力加減が必要なのか、押し付ける作業で苔がばらばらと崩れていってしまい、センスないのかな~と思ったのですが「とても上手にできていますよ」とスタッフさんにお墨付きをいただきひと安心。
「ピンセットが持てたら幼児でも大人と一緒にできる」という体験なので、きっとそこまでの繊細さは必要ないのでしょう!
そのあと細長いヒノキゴケを差し込み、オプションのフィギュア(300円~)も追加してみました。阿賀野市といえば「酪農の牛」か「瓢湖の白鳥」かと悩んだのですが、白鳥フィギュアにしてみました。
砂利を湖面に見立てた枯山水風のお庭が完成です~。(本当は最後にガラスのフタを被せます)
お手軽に自分だけの小さな庭を作れる喜び、まるで施工主になったかのような達成感が何ともすばらしいです!
週に一回程度、霧吹きで水を吹きかければいいだけとお手入れも簡単です。
もっと本格的に作り込みたい方は月一回ペースで中・上級者向けのワークショップも開催されているそうなので、そちらもチェックしてみてください。
味と食感の寄せ植えのようなテラリウムパフェ
苔テラリウムを作った後はテラス席で本物の苔?と思わせるほどよく似た「苔テラリウムパフェ」(1,300円)をいただきました。
こちらはテラリウム作りとパフェのセット(3,500円)もありお得に食べて作ってを楽しむこともできます。
こちらはテラリウム作りとパフェのセット(3,500円)もありお得に食べて作ってを楽しむこともできます。
「苔テラリウムとお庭の景観」をイメージして作られたパフェの秋バージョンは、安納芋のアイスクリーム、ココアフィアンティーヌ、抹茶のシフォンケーキ、抹茶わらび餅、さつまいもチップスなどいろいろな味と見た目が楽しめ、ふわふわ、ぷにぷに、パリパリ、ひんやりなめらかと食感も多彩です。
うっかりもみじも食べてしまいそうになりましたが、これは食べても大丈夫なドライもみじだそうです。秋バージョンは11月末で次のバージョンに変わり、季節ごとの自然と共に移り変わるパフェを楽しむことができます。
うっかりもみじも食べてしまいそうになりましたが、これは食べても大丈夫なドライもみじだそうです。秋バージョンは11月末で次のバージョンに変わり、季節ごとの自然と共に移り変わるパフェを楽しむことができます。
景色を見ながら聞こえてくる水の流れる音や、葉ずれの音。
パフェと共にオリジナルブレンド「5yukuriコーヒー」を飲みながら、しばしお庭を眺めつつゆっくりとした時間を過ごしました。
パフェと共にオリジナルブレンド「5yukuriコーヒー」を飲みながら、しばしお庭を眺めつつゆっくりとした時間を過ごしました。
他にランチメニューには通年で食べられる「ふわとろオムライス」(1,650円)のほか、月替わりの期間限定メニューがあり、10月はハロウィン仕様の「おばけのトマトパスタ」と「月夜のブラックカレー」が週替わりで提供されていました。
最新の情報はお店のインスタグラムなどでご確認ください。
最新の情報はお店のインスタグラムなどでご確認ください。
デザートとして他に阿賀野市にある神田酪農のジェラートもあれば、無農薬ハーブティーや新潟市にあるABiL (アビル)のサウナグッズなどの販売、バイオエタノール暖炉、自動演奏ピアノなど見逃したくない面白ポイントがいろいろとあります。あちこちに水槽やテラリウム、観葉植物もあってつい店内をフラフラ歩き回りたくなってしまうカフェです。
貸切できるプライベート空間
※ 画像提供 5yukuri様
ほかにも施設内には会議や打ち合わせに最適なミーティングルームや、訪ねた日は貸切で撮影はできませんでしたが、オプションでバレルサウナ・プール・焚火BBQも使える貸切レンタルスペース「ゴユクリ ヴィラ」などもあります。
サウナの後にプールに飛び込めるなんて、サウナーさん要チェックですよ~。
詳しくはお店のホームページでご確認ください。
ほかにも施設内には会議や打ち合わせに最適なミーティングルームや、訪ねた日は貸切で撮影はできませんでしたが、オプションでバレルサウナ・プール・焚火BBQも使える貸切レンタルスペース「ゴユクリ ヴィラ」などもあります。
サウナの後にプールに飛び込めるなんて、サウナーさん要チェックですよ~。
詳しくはお店のホームページでご確認ください。
※ 画像提供 5yukuri様(ヴィラ内部)
※ 画像提供 5yukuri様
「五感で感じる非日常」がコンセプトのゆっくり空間施設
ものづくりやカフェ、貸切ヴィラなどいろいろな楽しみ方ができる施設ですが、そもそもは造園会社として「言葉で説明してもなかなか伝わらない庭の良さ、自然の良さを肌で感じてもらいたい。光や音や香りなど、五感で感じて癒されリフレッシュしていただき、その心地よさを知っていただきたい」と始められた場所とのことでした。
サウナやお庭の相談もできるモデルハウスならぬモデル複合施設とは、なかなか面白いアプローチですよね。
サウナやお庭の相談もできるモデルハウスならぬモデル複合施設とは、なかなか面白いアプローチですよね。
緑のあふれた空間で五感を通してゆっくりくつろぐ、だから「5yukuri(ゴユクリ)」なんですね。お庭の四季の移ろいを感じながらぜひ「ごゆっくり」と時間を過ごしてはいかがでしょうか?
持って帰った苔テラリウムは今日もパソコンの隣にあって日々癒されています~!
持って帰った苔テラリウムは今日もパソコンの隣にあって日々癒されています~!
5yukuri
住所:阿賀野市天神堂387-1
電話:0250-62-4423
定休日:火曜日・水曜日
営業時間:9:00~16:30(12月~3月は11:00~)
駐車場:15台
この記事を書いた人
若い頃は自転車日本縦断や四国八十八ヶ所の歩き遍路など旅を住み家とし、新潟に戻っても漂泊の思いやまず仕事の傍ら県内外をさ迷っている人生まだまだ旅の途中の人。 昭和とか縄文とか古いものが好き♪五泉市在住。