地元野菜や手作りのおかず、自家製パンなど、“やさしい”がたくさん詰まった道の駅たがみ/田上町


2021年02月05日 1928ビュー
地域で収穫された野菜、地元のお母さんたちがつくったおかず、地域のパン屋さんがつくった自家製酵母のパンなど、道の駅には地域ならではの商品がたくさん並んでいます。
そんな道の駅が、2020年10月28日に田上町にオープン! オープン直後は町内外から多くの人が訪れ、行列ができるほどだったといいます。
 
今回は、そんな期待の道の駅たがみを徹底調査! 何が売られているのか、どんなことが楽しめるのかを取材してきました。「気になっていたけど、なかはどうなっているの?」という方、ぜひ最後まで記事をご覧くださいね!

道の駅たがみってなに?

JR信越本線「羽生田駅」から徒歩12分。新潟駅から車で40分ほど車を走らせると、広々とした田園のなかに見えてくるのが、2020年に新しくできた「道の駅たがみ」です。
のんびりドライブ気分で移動するには、ちょうど良い距離。好きな音楽を流しながら、のどかな風景を楽しみながら運転していると、あっという間にたどり着いてしまいました。
道の駅たがみは、新鮮な旬の野菜や果物、地元のお店とのコラボ商品など、田上・新潟ならではの商品の販売、地元食材を使った料理を提供する「たがみ食堂」、田上の情報があつまる「情報発信・休憩施設棟」もあります。
 
国道403号沿いに運転して、道の駅たがみに来て、ごはんを食べてお買い物をして、田上のほかのスポットをゆっくり巡る1日も良さそうですね。
今回は、道の駅駅長の馬場大輔さんに案内をしてもらいながら、構内をまわってきました。まずは、道の駅たがみで売られている農産物からのぞいてみましょう!

田上町で収穫されたあま〜い野菜をたくさん買おう!

取材に訪れたのは、1月上旬。店内に入ると、一本一本がしっかりとした太さの長ねぎがたくさん置かれていました。ここは、旬の食材が置かれる「駅長おすすめコーナー」。冬場は、田上特産の長ねぎが置かれていることが多いそうです。
田上の長ねぎは、甘く、ねぎ独特の臭みが少ないとのこと。ねぎ味噌や鍋、ねぎ焼きなど、さまざまな食べ方ができる長ねぎ。これからの季節もまだまだ大活躍しそうな食材ですね!
 
わたしも後日家でねぎを焼いて塩胡椒をかけて食べたのですが、甘みが全然違う……! ネギ臭さはほとんどなく、噛んだ瞬間にじゅわ〜っと旨みが溢れ出してきました。
 
今の季節には、収穫せずに雪下にねぎを置いている農家さんもあるそう。雪の下に置いておくと、寒さに負けずにねぎの中に糖をつくろうとするため、より甘みのあるねぎになるそうです。
ねぎの話を聞いているだけで、あっという間に時間が過ぎてしまうのですが、道の駅たがみに置かれている農産物はねぎだけではありません!
 
他にも、なめこや白菜、干し椎茸などの田上産の農産物、県内外から仕入れた野菜が並んでいます。すると、もうひとつおすすめしてくれました。それが、田上産の里芋。
この里芋もスーパーで買った里芋よりも、甘く感じるのだとか。
 
「茹でて塩をつけるだけで十分美味しいおかずになるんですよ。この食べ方は田上町の農家さんから教えてもらったんですが、これがまた日本酒と合う(笑)」と、馬場駅長おすすめの食べ方を紹介してくれました。

野菜だけじゃない! 地元のお母さんがつくるお惣菜やお土産品も。

道の駅たがみに置いてある商品は野菜だけではありません。野菜コーナーから通路を挟んで隣のスペースには、地元のお母さんたちが朝早く起きてつくっているおはぎやおこわ、お赤飯などの商品が並んでいます。
また、他の商品を探して店内をまわっていると、道の駅たがみのオリジナル商品も。
 
「カステラスク」と「ノンアルコールブランデーケーキ」は道の駅たがみから車で5分ほどにある「小柳菓子店」で長年愛されてきた商品。この度、道の駅たがみオープンに合わせて、パッケージを一新したそうです。ちょっとした腹ごなしにも、お土産にも重宝しそうな一品ですね。
道の駅たがみには、羽生田駅から徒歩2分のところにある国道403号線沿いにある「パン・ド・ネージュ」さんと、矢代田との境にあるジェラートで有名な「Sorriso(ソリッソ)」さんのパンも置かれています。
 
ソリッソさんは、ジェラート屋さんだとばかり思っていましたが、実はパンの製造も行っているとのこと。どちらも、ふわふわの食パンが売りらしく、仕入れると比較的早く売れてしまうそうです。購入したい方は、一度問い合わせてから行くといいかもしれませんね。
▲田上町の古本屋さんの本を購入することも

田上町の食材をその場で味わう「たがみ食堂」

道の駅たがみには、田上産の食材をつかった料理を提供する「たがみ食堂」もあります。拉麺やそば、うどん、おにぎりなど、さまざまな種類が用意されています。
駅長におすすめを聞くと、「寒い時期ですし、特製醤油拉麺はどうですか?」と答えてくれました。田上で育てられた「たがみポーク」を使ったチャーシュー、田上でとれた野菜を使ってつくられているそう。
実際にいただいてみると、透き通るような醤油のスープと脂ののったチャーシュー、ちぢれ麺が絡まり、シンプルながらもコクのある味わい。あっという間に食べ終わってしまいました。
 
拉麺は、セットも人気なんだとか。特に、たがみポークを使ったミニカツ丼セットが注文される方が多いそうです。他にも、かき揚げ天ぷらそばや、うどん、たがみ産コシヒカリを使ったおにぎりなどもあるそうです。そのときのお腹の状況に合わせて、ぜひお好みのメニューを選んでみてくださいね。
 

田上町の情報が一同に集まる「情報発信・休憩施設棟」

食堂や販売が一緒になった棟を抜けて、隣の棟へ。ここは、情報発信・休憩施設棟です。田上町の遊べるスポットや各施設のパンフレットが設置されています。休憩スペースとしても活用できるので、歩き疲れたら、ここで一息ついても良さそうですね。

道の駅たがみのほかには、どこに行けばいいの?

さて、道の駅たがみを満喫したら、どこに行けば良いでしょうか? 駅長の馬場さんは、「田上町は世代によってさまざまな遊び方ができる場所」だといいます。
「ファミリーなら、アスレチックも楽しめる『YOU・遊ランド』に行って、帰りは日帰り温泉『ごまどう湯っ多里館』で汗を流して帰るのも楽しそうですよね。ご年配の方なら、湯田上温泉で宿泊して、朝は『東龍寺』で座禅、その後は『椿寿荘』で風情を楽しみながらお弁当をいただくなんて過ごし方も。田上町のポテンシャルは実は高いんです。幅広い世代の方に楽しんでもらえる町だと思っています」
 
他にも、護摩堂山に登って紫陽花を楽しんだり、地元産の食材を使ったジェラードを味わったり。一通りだけじゃない、さまざまな楽しみ方ができるのが、田上町の魅力なんですね。

やさしい道の駅が田上町に担う役割

道の駅たがみの合言葉は、やさしい道の駅。
 
本当に美味しいものをつくるために努力を惜しまない町民のやさしさが、あらわれた農産物。どんな人にもわかりやすい柔らかなユニバーサルデザイン。運転に疲れたドライバーが休憩できるスポットとしての機能。施設内の一部の電源を太陽光発電を使った自家発電でまかなう。
 
施設内には、町民の、スタッフの“やさしい”がたくさん詰まっています。
 
道の駅が完成し、多くの人が訪れてくれた2020年。「今後は町内外の人が訪れる道の駅にして、将来的には子どもが誇りに思える街にしたい」と馬場駅長は話します。
 
「道の駅たがみとして田上の価値を伝えていくことで、将来的に田上に住む子どもたちが自分の地域を誇りに思ってもらえたら嬉しいですね。そのためにお店づくりはもちろん、学校との取り組みなど、地域との関わりを大切にしていきたいです」
 
地域の産直品が多数置いてある道の駅たがみ。何度も田上を訪れていた私でも、知らないことばかりでした。田上を誇りに思うためにまずは、田上の農産物を知るところから。町民にとっても、町外のひとにとっても、充分楽しめるスポットでした。

道の駅たがみ

南蒲原郡田上町大字原ヶ崎新田3072番地1
営業時間
【ショップ】12月~3月/10:00~16:00 4月~11月/9:30~17:00
【食堂】12月~3月/10:00~15:30 4月~11月/10:00~16:00
【情報発信 休憩施設棟】24時間
休館日
【ショップ・食堂】毎月第2火曜(5月、7月、9月、11月除く)、12/31~1/2
【情報発信 休憩施設棟】なし
Webサイト:https://michinoeki-tagami.jp/

この記事を書いた人
madoka

新潟県在住ライター。旅での気づきを日常に持ち帰ってもらえるように、地域の人や暮らしも含めて伝えるようにしています。