「パワーがもらえる!温泉めぐりツアー」参加レポ【2日目】/新潟市・弥彦村


2023年05月31日 3617ビュー
3月の上旬。県内のパワースポットを巡る「パワーがもらえる!温泉めぐりツアー」に参加してきました。
パワーみなぎるスポット巡りと体験が満載だった1日目に引き続き、2日目のツアーをレポートいたします!
 
◎ツアー2日目の行程
・新潟ふるさと村/新潟市西区

・彌彦神社/弥彦村
・割烹旅館 松屋/新潟市西蒲区
・角屋悦堂/新潟市西蒲区

新潟ふるさと村/新潟市西区

新潟県民にはおなじみの場所「道の駅 新潟ふるさと村」から2日目がスタート。

お土産の販売やレストランがある「バザール館」、新潟の歴史文化や最新情報を知ることができる「ファイブワンいいね!新潟館」、そして花々が咲き誇る「庭園」と、見どころがたくさんあります。

今回は滞在予定時間の関係で一部だけやや早歩きで見学です!
「バザール館」に入ると、みなとまち新潟市らしい海の幸や、たくさんの農産物がずらり!
鮮やかな色のズワイガニなど、見ているだけでワクワクする魚介類がたくさん。

中には少しだけキズがあるズワイガニが、とても安い価格で販売!よーくチェックすると掘り出し物に出会えるかもしれません!
「道の駅」といえば、その地域の採れたての農産物が手に入る「農産物直売所」が人気を集めています。山菜など、春の野菜を中心に多くの種類の野菜がならんでいました。
「新潟と言えば○○」が全部揃っている!といっても過言ではない「バザール館」。新潟と言えば「お米とお酒」を上げる人は多いのではないでしょうか。

新潟は、いろいろな地域で作られている高品質のお米がたくさんあるのが自慢の一つ。さらに、全国No.1の酒蔵数を誇るのももう一つ自慢!

もちろん地方発送に対応可能。新潟のお米やお酒をお土産に選ぶにはとても便利なところです。
新潟県内各地の名産品をたくさん販売しているバザール館。全国的に有名な新潟の米菓や洋食器など、全部紹介していたらきりがないほどです。

「新潟の有名なあの土産を買って帰りたい!」という人には、ぴったりの場所です。
「新潟ふるさと村」の屋外施設にも注目です。四季折々の花が楽しめる「花畑」や、散歩を楽しめる「ふるさと村庭園」など、新潟らしい自然を身近に楽しめるパワースポットになっています!
春には新潟の県花「チューリップ」、夏から秋にかけては「ダリア」や「コキア」など、一面の季節の花を楽しめます(写真提供:新潟ふるさと村)。
花畑から信濃川方面へ進むと、「水上バスのりば」があります。ここから水上バスで信濃川を下り、新潟市街地へ向かうという観光コースもGOOD!
 
交通の拠点として、陸路だけでなく水路へのアクセスも選択できる「新潟ふるさと村」。新潟市内を巡る拠点としても、押さえておくべきスポットといえるでしょう!
新潟ふるさと村

新潟ふるさと村

住所:新潟県新潟市西区山田2307
営業時間:バザール館 9時30分~17時30分(大型連休時延長あり)、ファイブワンいいね!新潟館 9時~17時(夏期延長あり)
定休日:年中無休
駐車場:普通車386台・大型車(バス・トラック)14台・おもいやりスペース9台 ※駐車無料
問い合わせ先:新潟ふるさと村ファイブワンいいね!新潟館 025-230-3030

彌彦神社/弥彦村

新潟ふるさと村から車で約45分。次に訪れたのは、新潟県内でもっとも有名な神社の一つ、弥彦村の彌彦神社です。
 
「パワースポット」といったら、新潟県民なら誰もがここを思い浮かべるのではないでしょうか?新潟のパワースポットを巡るなら、彌彦神社は外せません!
今回は、弥彦観光協会の事務局長で「彌彦観光ぼらんてぃあガイド」をされている三富さんに彌彦神社を案内いただきました。

「彌彦観光ぼらんてぃあガイド」は、彌彦神社の境内を中心に45分~60分のコースで見どころを案内してくれるサービス。彌彦神社の歴史やエピソードなどを交えて説明いただけるので、面白さが倍増すること間違いありません!
鳥居をくぐり一歩足を踏み入れると、ちょっとひんやりとして、空気が変わったような感じがしました。

ここには目に見えない偉大なパワーが・・・

そう感じる人も少なくないのではないでしょうか。
彌彦神社は境内だけでなく、いろいろな見どころがある!という事を知らない人は多いのではないでしょうか。

この相撲場は2015年に新築したもの。毎年8月27日には、江戸時代より続く伝統行事「相撲節会(すもうせちえ)」という祭典を行っています。「力自慢の神様がここで取っ組み合いをする場所」と、ガイドの三富さんが解説くださいました。
こちらも相撲場と同じ2015年に新築された弓道場。毎年1月7日には、「弓始」という神事を行い、その年の吉凶を占うのだそうです。
動物もいる彌彦神社。鹿が飼育されている「鹿苑」では、数頭の鹿たちがのんびりと過ごしています。見ているだけでほのぼのしますね。
こちらは「日本鶏舎」です。新潟県の天然記念物である蜀鶏(とうまる)など、貴重な在来種を保護育成しています。
たしかに珍しそうな鶏がたくさんいました!毎年5月には「鳴き合わせ」といって、鶏の鳴き声を競い合わせる行事を行っています。

どの鶏が一番長くコケコッコーを叫ぶのか!?とても面白い行事ですね!
いよいよ御本殿へ。参道の杉並木がスゴイ!樹齢数百年ともいわれている立派な杉の木が立ち並びます。

ここまで立派な杉並木がある神社はなかなか見られないのではないでしょうか。
言葉では表現し難いほどの存在感。まさにパワーを感じる佇まいの御本殿は、とても美しい姿。私の背筋はもう一段開伸びました。
神社のお参りの仕方って気になりませんか?

なんでも彌彦神社の御参りの作法は「2礼4拍手1礼」です。・・・4拍手!?私、初めて知りました。

作法通りにお参りしたので、きっと優先的に願いが叶うでしょう(笑)
私はこれまでに何度も訪れたことがあった彌彦神社でしたが、ガイドいただいたおかげで新しい発見があり、そして面白いエピソードを知ることが出来ました。

創建から二千四百年以上の歴史を有する彌彦神社。「彌彦観光ぼらんてぃあガイド」を利用して、じっくり巡ることをおすすめします!
彌彦神社

彌彦神社

住所:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
駐車場:普通車2000台、大型車20台
問い合わせ:彌彦神社 0256-94-2001

割烹旅館 松屋/新潟市西蒲区

彌彦神社から車で約10分。次にやってきたのは、新潟市内で唯一の温泉街「岩室温泉」です。
「新潟の奥座敷」とも呼ばれる岩室温泉には、歴史ある温泉旅館や料理店が多くあり、その歴史は江戸時代から。彌彦神社の参拝客の精進落としの遊里として栄えたといいます。
 
岩室温泉で、今回訪れたところは、割烹旅館 松屋です。
松屋は築100年以上経っているそうで、館内は古き良き味わいを感じる雰囲気があります。

部屋数は6部屋ありますが、宿泊できるのは1日3組まで。静かにゆっくりと岩室温泉でのひとときを過ごすことができます。
私たち一行を迎えてくれたのは松屋の女将の岡崎さんです。とても明るくてお話が楽しい女将さんは、元バスガイドの経歴をお持ちとのこと。岩室温泉や松屋の歴史など、おもしろくお話しくださいました。
温泉に入る前にお料理をいただきます!

食前酒として登場したのは、高野酒造(新潟市西区)の「越乃白銀」という新潟県内限定酒。フルーティな香りで味は辛口。とても飲みやすくてどんどん進み、1杯ではまったく止まりませんでした。

お料理は、佐渡産の牡蠣しぐれ佐渡産なまこお造りと、新潟ならではの新鮮な海の幸。さらに「かきあえなます」という、かきのもと(食用菊)を使った新潟の郷土料理が登場。

あまりの美味しさにお酒がどんどん進みまして、この時点で5杯目くらいに・・・
松屋のお庭で採れた「ふきのとう」が入った天ぷら。春の香りがぶわっと口の中に広がりました。

こんな贅沢で素晴らしいお料理とお酒を、昼間からいただいていいのでしょうか・・・一瞬芽生えた罪悪感は一旦忘れ、引き続き全身全霊で堪能させていただきました!
新潟米を使った釜飯。炊き立ての釜飯を自分でお茶碗によそって食べます。これがもっとも美味しい新潟米の食べ方ではないでしょうか!
たくあんと一緒にお皿に乗っている、二種類の茶色いものにご注目ください。これは、「きりあえ」という漬物料理で、岩室温泉がある新潟市西蒲区周辺に伝わる郷土料理。

色が薄い方が「白きりあえ」といい、ゆずが入った甘めの味。色の黒っぽい方が、「黒きりあえ」で、唐辛子が入ったやや辛めの味がします。

「新潟を味わえる」と言っても過言ではないほどの、新潟ならではの食材を使った料理の数々、そしてお料理にぴったりのお酒を堪能しました!
お腹が満たされたあとは、いよいよ温泉へ。
 
なんでも岩室温泉のお湯は、黒いというではありませんか!!!
 
「黒湯」を見たことも聞いたことも無かった私は、興味津々でお風呂に行ってみたところ・・・
黒っ!!!
 
これは確かに「黒湯」と言っていいレベルの黒さでしょう。習字道具を洗ったときを思い出しました・・・
岩室温泉の源泉温度は約52度。加水などは行わず、源泉をそのまま使用しています。そして香りは、硫黄の香りがかなりあり、温泉らしさを感じることができます。

大地のパワーに全身が包まれている

そんな気持ちになりました。
浴槽の底や壁を触ってみると、こんな風に真っ黒!気が付くと背中やお尻までも黒々としている!!!

驚くとともに、おもしろくなって笑えました。もちろん体に害は無いですし、お湯で洗い流せるので安心してください。

ちなみにこの「黒湯」。岩室温泉のすべてが黒いわけではありません。各温泉の設備や自然条件によって色に違いがあるそうです。

割烹旅館 松屋の「黒湯」を是非体験してみてください!
割烹旅館 松屋

割烹旅館 松屋

住所:新潟県新潟市西蒲区岩室温泉605
予約・問い合わせ:0120-82-5120

角屋悦堂/新潟市西蒲区

岩室温泉街の一角。割烹旅館 松屋から徒歩で数十秒の場所にあるのが、角屋悦堂(かどやえつどう)

創業から80年以上、岩室温泉の歴史とともに歩んできた老舗の和菓子屋さんです!
店内に入ると平日にもかかわらず多くのお客さんが訪れていました。観光客だけでなく、地元の常連さんらしき人も何人も。
角屋悦堂の看板商品はコレ!「きんつば」です。

しっかりした歯ごたえと、素材の味がしっかりと引き出されているのがこの「きんつば」の特徴。小豆、青えんどう豆、白いんげんの3種類があります。

やはり一番人気のようで、買い求めていく人が多くみられました。
ショーケースの中には、目でも楽しめる和菓子の数々。まるでアート作品のようなお菓子多数あり!!
アート作品といえば、「お干菓子」もそう。製造に使用している「木型」も見せていただきました。この型からも日本らしい細かく丁寧な仕事を感じますね!
冬期間(11月中旬から3月の彼岸ころまで)限定で販売している水羊羹をいただきましたが、これが絶品!味は甘すぎないちょうどいい甘さと、みずみずしさがスゴイんです!

材料は、こしあん、寒天、グラニュー糖、塩、水というシンプルで体にやさしいものばかり。とてもすっきりとした味わいで、あっというまに口の中から消えてしまいました。

季節によって商品がかわる角屋悦堂。この地で長年守ってきた伝統を、口や目で確かめてください!
角屋悦堂

角屋悦堂

住所:新潟市西蒲区岩室温泉616
営業時間:8:00~19:00
定休日:第4木曜
問い合わせ:0256-82-2004

2日間で10か所を巡りパワー満タン!身も心もリフレッシュ&パワーアップ!!

パワースポットを巡った2日間のツアー。全10か所を、全力で楽しみました!

今回巡った場所の中には、以前にも訪れたことがあるスポットがいくつかありました。しかし、現地の方に詳しく説明してもらったことで、新しい発見が本当に多くありました。

その場所の人とふれあって直接お話を聞くと、旅の楽しみが倍増しますね!

これだけたくさんパワースポットを巡ったら、これから良いことが起きないはずがありません(^^)

体験、食、自然、文化、温泉と、たくさんある新潟のパワースポットで、身も心もリフレッシュ&パワーアップしていきましょう!

「パワーがもらえる!温泉めぐりツアー」2日目に訪れた場所

この記事を書いた人
中林 憲司(なかばやし けんじ)

1978年新潟県加茂市出身。サラリーマンからライター&ブロガーに転身し第二の人生をスタート。愛する新潟と人生を探訪中。