元気に泳げ!!鯉のぼり「加茂川を泳ぐ鯉のぼり」/加茂市


2021年04月30日 8859ビュー
皆さん、こんにちは!!
加茂市観光協会スタッフです。

今回は「加茂川を泳ぐ鯉のぼり」の紹介です。
毎年、春になり桜や椿の花が見ごろになると、加茂市の春の風物詩「加茂川を泳ぐ鯉のぼり」が登場します。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により残念ながら中止となったので、2年ぶりの登場です。

「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」の皆さんを中心に、鯉のぼりに取り付ける口紐や金具などの下準備が入念に行われます。
約500匹もの鯉のぼりを飾り付けするので、下準備にも多くの人の手と多くの時間を要します。
こちらは、鯉のぼりに口紐と金具を付ける作業です。
約1か月間飾るので、しっかりと取り付けます。
鯉のぼりには、全国の皆さんからご寄付いただいた物もたくさんあります。
中には、このようなメッセージをつけて送ってくださる方も。

鯉のぼりの準備が終わったら、次は加茂川にワイヤーをかけます。
写真の通り加茂川はかなり幅が広いので、ワイヤーを担いで渡るなど作業も大変です。
早朝からお昼まで、だいたい半日がかりでワイヤーをかけます。

そして、いよいよ鯉のぼりの飾り付けです。
晴れている日でないと飾り付けができないので、天気予報で「晴れ」の日を確認。
4月7日に飾り付けを行うことになりました。

しっかり打合せをしてから作業に取り掛かります。
4人1班で両岸に分かれ作業します。
4人の内2人は斜面下に下りて取り付け、2人は鯉のぼりを渡します。
下に下りて作業する人は、必ず安全ベルトを付けて作業します。
鯉のぼりは1本のワイヤーにつき約50匹、鯉のぼりの間にパイプを挟みテープで止めます。
ある程度付けたら、対岸と息を合わせてワイヤーを送ります。
付けては送りを繰り返し半日かけて作業終了。

このように多くの人たちの手によって加茂川に鯉のぼりが飾られます。
 
早速子どもたちは大喜び!!橋の上からも歓声が聞こえます。
2年ぶりの鯉のぼり!!大勢の皆さんが喜んでくれました。


ところが4月18日、日本海を低気圧が急速に発達しながら北東に進み、強い寒気が流れ込み、新潟県内は大変な暴風雨に見舞われました。
もちろん加茂市も例外ではありません。
暴風雨は、加茂川を泳いでいた鯉のぼりにも容赦なく襲い掛かりました。
無残にも、150匹以上の鯉のぼりが口輪だけになったり、破れてしまったりしてしまいました。

このままにしてはおけないと、急遽100匹以上の鯉のぼりを準備。
高所作業車を使い鯉のぼりの取り替え作業を行いました。
取り替え作業の様子です。
高所作業車に乗り、一つひとつはずして付け替えていきます。
 
取り替え作業後の様子です。
ほぼ元通りになりました。良かった…。

この「加茂川を泳ぐ鯉のぼり」は、1989年(平成元年)に地元商店会の皆さんが、地域活性化と住民同士のコミュニケーションを目的に1本のワイヤーに鯉のぼりをつりさげたのが始まりでした。
現在は10本のワイヤーを渡して鯉のぼりを飾っています。

「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」実行委員長の青木義機さんは、取り付け作業時の取材のインタビューで「こんなご時世だからこそ、この鯉のぼりを見た人たちの心が晴れやかになってくれたらいい。」と答えていました。
「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」実行委員長の青木義機さんと会員の永山光夫さん
 
「加茂川を泳ぐ鯉のぼり」は、2021年5月10日(月)までの開催です。
加茂川を元気に泳ぐ鯉のぼりを見て、大勢の皆さんが元気になってくれたらと思っています。


「加茂川を泳ぐ鯉のぼり」の場所はこちら!!
加茂市では「スマホでGOGO!スタンプラリー」を開催中です!
「加茂川を泳ぐ鯉のぼり」の場所も対象スポットになっています。
スタンプ6個以上から応募ができます。
まちなかを少し歩けばすぐにスタンプがたまりますよ!

大勢の皆さんのお越しをお待ちしています!!
加茂川を泳ぐ鯉のぼり

加茂川を泳ぐ鯉のぼり

問い合わせ:加茂市商工観光課
電話:0256-52-0080
FAX:0256-53-4676
Mail:syoko@city.kamo.niigata.jp

この記事を書いた人
加茂市観光協会スタッフ

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