来年の初詣はうさぎだらけの「光兎神社」がおすすめ!/関川村


2022年12月22日 27310ビュー

今年も残すところ後わずかとなりました。
きたる令和5年は卯(うさぎ)年ですね。
うさぎは子どもをたくさん産んで温厚な性格であることから、卯年には「安産」「家内安全」などの意味があり、飛び跳ねる姿から「飛躍」「向上」といった意味もあります。
そんな卯年に訪れたい神社が、関川村にあるんです。

 

それが国道290号線と県道273号線の交差点からすぐのところにある「光兎神社」です。
「光る兎」と書いて「こうさぎ」と読みます。
目の前には藤沢川が流れ、小さな滝も見ることができるんです。

 
この神社は貞観3年、天台宗の慈覚大師によって光兎山が開峰され、光兎山の頂上に奥宮を祀って「光兎大権現」として長く信仰されてきたそうです。
里宮ができたのは、いつからなのかはわからないのだとか。


 

お祀りしているのは「光兎大神(こうさぎおおかみ)」と「月読尊(つきよみのみこと)」。
「月読尊」はその名の通り夜を支配する神様。
うさぎは昔から月の使者と考えられていたことから、この神社ではうさぎを神の使いとしているのだそうです。

うさぎにちなんで家内安全、安産、良縁、商売繁盛、学業成就にご利益があるのだとか。

 

そのせいか、とにかくいたる所にうさぎの姿を見ることができます。

うさぎのように刈り込まれた植木は、冬に備えて雪囲いされていました。

 
梁や屋根にもうさぎの姿を見つけることができます。
まるでディズニーランドの「隠れミッキー」のよう。
「隠れうさぎ」を探してみるのも楽しいかもしれませんね。

 
お社の入口では3羽のうさぎたちがお出迎え。
なんだか神社に来たというよりは、友達の家へ遊びに来たような錯覚を覚えます。

 
もちろん、お社の中にもたくさんうさぎの姿を見ることができます。
神殿の奥には狛犬みたいに、両脇で鎮座するうさぎまでいますね。

中に入っても大丈夫なので、靴を脱いでお邪魔しましょう。

 
照明の傘にまでうさぎがいる、こだわりようです。

 

この「光兎神社」を象徴するのが「金箔兎神像(きんぱくうさぎしんぞう)」です。
参拝者の手でうさぎの石像に金箔を貼ってもらうことで、光り輝く「光兎」の姿になっていくというもの。
体の具合が悪いところに金箔を貼ってお参りすると良いそうです。

 

これが石像に貼る金箔です。(初穂料500円)
石像に霧吹きで水をかけて、その上から紙ごと金箔を貼り付けて2〜3分待ちます。
それからゆっくり紙を剥がすのですが、剥ぐときに残ってしまった金箔は「お裾分け」として持ち帰っていいそうなので、お守りとして大事にしましょう。


 

お社の中にはお守りや小物がたくさん売られています。
うさぎがあしらわれた可愛いものが多いので、思わずあれもこれも買い過ぎてしまいそう。

 

 

おみくじも当然うさぎ。

 
この神社はかわいい御朱印にも人気があるんです。
新之助も御朱印をいただくため、うさぎをデザインしたオリジナルの御朱印帳を購入しました。
お社の前にある社務所にいる宮司さんにお願いします。

 
待つこと15分〜20分くらい…
とうとう御朱印をいただきました。
こちらは「光兎奥宮」と書かれています。

 
こちらは見開きになっています。
ちょうど皇后陛下のお誕生日だったので、それについても書き込まれていました。

参拝者の数によってはもっと時間がかかると思いますので、御朱印を希望する方は事前にお問い合わせをして、予約しておくことをお薦めします。

 
今年は感染症に続いて戦争、物価高といった暗い話題の多い年でしたが、来年はみんなが平穏に暮らせて大きく飛躍できる年でありますように。
そんなことを願いながら、近所の「女川ハム工房」でベーコンやソーセージを買って帰りました。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

光兎神社

新潟県岩船郡関川村大字上野新55−8
TEL.0254-64-0296
駐車場/普通車3台
※御朱印希望者は要連絡

光兎神社

この記事を書いた人
田中新之助(たなかしんのすけ)

新潟を愛する万年新米ライターです。持ち前の粘り強さで味わい深い記事を書いていきたいと思ってます。とくに観光ガイドには載っていないような、新潟の珍スポットや変スポットに力を入れて紹介していきたいです。