暗闇の向こう側に確かに存在していた!「世界一神社」へ行ってきました/三条市
2023年06月26日
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三条市にある「世界一神社」をご存じですか?
とてもインパクトがある名前の神社ですが、私の周りでは知る人は少なく、謎に包まれていました。
「世界一神社」とはどんな神社で、この名前にはどんな由来があるのか?
5月某日。私は友人とともに「世界一神社」を目指しました。
とてもインパクトがある名前の神社ですが、私の周りでは知る人は少なく、謎に包まれていました。
「世界一神社」とはどんな神社で、この名前にはどんな由来があるのか?
5月某日。私は友人とともに「世界一神社」を目指しました。
事前の調べでは、「世界一神社」へのルートは、旭隧道(あさひずいどう)という狭く長いトンネルを歩いて通り、その後、山道を進まないと辿り着けないとのこと。
「世界一神社」ホームページには、「地元集落にある吉野屋フォーラム(集会所)に車を停めて、そこから徒歩(40分)にてお越しください」とあったので、それに従いました。
「世界一神社」ホームページには、「地元集落にある吉野屋フォーラム(集会所)に車を停めて、そこから徒歩(40分)にてお越しください」とあったので、それに従いました。
吉野屋フォーラムから世界一神社へ向け出発。三条市の吉野屋集落は、のどかな風景が広がっていました。
ヘビ出現!といっても小さいヘビだったので安心。私たちを出迎えてくれたようで、「縁起がいいね!」と嬉しくなりました。
しかし、山の方向へ進んでいくものの、世界一神社の案内看板などは見当たりません。
「この道で合っているのかな・・・」と少し不安になりかけたそのとき、、、目の前に旭隧道が出現しました。
しかし、山の方向へ進んでいくものの、世界一神社の案内看板などは見当たりません。
「この道で合っているのかな・・・」と少し不安になりかけたそのとき、、、目の前に旭隧道が出現しました。
真っ黒な口を開けるトンネル・・・。これを目の当たりにして怖さを感じるのは私だけではないはずです。
小さめの車が1台通れるくらいの道幅。ですが、「一般車両通行止」の標識があり、ここからも徒歩で進みます。
トンネル内は電灯がなく真っ暗闇です。勇気を振り絞り・・・中へ。
小さめの車が1台通れるくらいの道幅。ですが、「一般車両通行止」の標識があり、ここからも徒歩で進みます。
トンネル内は電灯がなく真っ暗闇です。勇気を振り絞り・・・中へ。
中に足を踏み入れると、一直線のトンネルになっており、その先に小さな光の点が見えます。出口です。旭隧道の長さは約762.5メートルもあります。
トンネルの長さに驚いた一方で、「出口の灯りが見えて良かった」と安堵しました。希望の灯りです。
とはいえ、ライトは絶対に必要ですのでお忘れなく。
トンネルの長さに驚いた一方で、「出口の灯りが見えて良かった」と安堵しました。希望の灯りです。
とはいえ、ライトは絶対に必要ですのでお忘れなく。
ほかに絶対に必要なものと言えば、長靴です。
トンネル内は水たまりがある程度といったレベルではなく、場所によっては足首を隠すくらいの深さの水があります。
「小川が流れている」と言ってもいいほどです。長靴が無いと確実に足がびしょびしょになります。
トンネル内は水たまりがある程度といったレベルではなく、場所によっては足首を隠すくらいの深さの水があります。
「小川が流れている」と言ってもいいほどです。長靴が無いと確実に足がびしょびしょになります。
トンネルを進んでいくと、壁の表面がボコボコしていて道幅がさらに狭くなってきました。
おそらくここは手掘りでトンネルがつくられた場所。なかなか怖さは消えません・・・
前へ前へとゆっくりと進み、歩くこと約20分。やっと出口の光が大きくなってきました。
おそらくここは手掘りでトンネルがつくられた場所。なかなか怖さは消えません・・・
前へ前へとゆっくりと進み、歩くこと約20分。やっと出口の光が大きくなってきました。
無事にトンネルから外へ出ることができました。同行者は全員います!それにしても三条市にこんな場所があったことに驚きです。
これほどの長い距離を真っ暗闇の中歩くという経験はなかなか出来ません。怖かったですがとても貴重な体験でした。
これほどの長い距離を真っ暗闇の中歩くという経験はなかなか出来ません。怖かったですがとても貴重な体験でした。
トンネルの次は、そこそこ長い山道を進み世界一神社を目指します。
人の気配を感じない自然が豊かな山道は、美しい新緑がまぶしく、そして鳥のさえずりが心地よく耳に届きます。先ほどのトンネルとは打って変わって、清々しい気持ちにさせてくれました。
人の気配を感じない自然が豊かな山道は、美しい新緑がまぶしく、そして鳥のさえずりが心地よく耳に届きます。先ほどのトンネルとは打って変わって、清々しい気持ちにさせてくれました。
途中分かれ道がありますが、ここは左へ。常に上り方面へ進んでください。
「あとどれくらいかな」と思い、地図を確認しようとスマホを取り出したところ、圏外でした。
外の世界と切り離された場所だということを認識し、ただひたすら山道を進み「世界一神社」を目指しました。
「あとどれくらいかな」と思い、地図を確認しようとスマホを取り出したところ、圏外でした。
外の世界と切り離された場所だということを認識し、ただひたすら山道を進み「世界一神社」を目指しました。
今度は大きめのカエル様が出現。道の脇でじっと動かない仲の良さそうな2匹のカエルに、「おじゃまします」とご挨拶し、先へ進みました。
山道をゆっくりと歩くこと約30分。茂みの先に石造りの鳥居が見えてきました。
やや文字が見えづらいですが間違いありません。ここが世界一神社のようです。
私たち以外の参拝客はいない様子。鳥居をくぐり、石段を登って拝殿へと進みます。
私たち以外の参拝客はいない様子。鳥居をくぐり、石段を登って拝殿へと進みます。
長い道のりを経て、ようやく世界一神社に到着しました。ばんざーい!
サッシで囲われている様子をみると、きっと冬は雪深いのでしょう。
サッシで囲われている様子をみると、きっと冬は雪深いのでしょう。
今生きていることへの感謝、未来への願い、そしてこの場所に来れたことの御礼も含め、心を込めてお参りさせていただきました。
なお、事前に予約をすれば御祈祷をしてもらうことが可能です。ホームページよりお問い合わせ下さい。
なお、事前に予約をすれば御祈祷をしてもらうことが可能です。ホームページよりお問い合わせ下さい。
「世界で唯一の存在であるあなたをお守りする神社」
世界一神社で神主をされている舘脇月王丸さんにお話をお聞きしました。
世界一神社がこの場所に開墾されたのは昭和35年ころ。舘脇さんの祖母にあたる方が開祖で創建されたそうです。
そして気になる「世界一」の由来を聞くと、「世界で一番という意味ではなく、全ての人は世界でたった一人の存在。ナンバーワンではなく、オンリーワンだよという意味です」と教えてくれました。
つまりここは、「世界で唯一の存在であるあなたをお守りする神社」なのです。
世界一神社がこの場所に開墾されたのは昭和35年ころ。舘脇さんの祖母にあたる方が開祖で創建されたそうです。
そして気になる「世界一」の由来を聞くと、「世界で一番という意味ではなく、全ての人は世界でたった一人の存在。ナンバーワンではなく、オンリーワンだよという意味です」と教えてくれました。
つまりここは、「世界で唯一の存在であるあなたをお守りする神社」なのです。
最後に大事なことをお伝えします。
決して物見遊山で訪れないでください。
世界一神社のホームページでは、「ご自身はもちろん、ご家族、ご友人の人生を好転させることに真剣な方のご参拝のみ承ります」と伝えています。遊び半分では訪れないようにお願いします。
なお、旭隧道(あさひずいどう)からのルートは、一般車両通行止めですが、別ルートから車で行く事も出来ます。ただし、道中の林道は険しい場所があるため、車で行く場合は、くれぐれも気を付けてください。
決して物見遊山で訪れないでください。
世界一神社のホームページでは、「ご自身はもちろん、ご家族、ご友人の人生を好転させることに真剣な方のご参拝のみ承ります」と伝えています。遊び半分では訪れないようにお願いします。
なお、旭隧道(あさひずいどう)からのルートは、一般車両通行止めですが、別ルートから車で行く事も出来ます。ただし、道中の林道は険しい場所があるため、車で行く場合は、くれぐれも気を付けてください。
人里から離れ、携帯の電波も届かない場所にある世界一神社。
たどり着くまでの道のりは困難ですが、自然の中で自分を見つめる貴重な時間を過ごすことができる唯一無二の神社でした。
たどり着くまでの道のりは困難ですが、自然の中で自分を見つめる貴重な時間を過ごすことができる唯一無二の神社でした。
世界一神社
住所:新潟県三条市吉野屋乙2214
※問い合わせはホームページより