【食レポあり】へぎそば!ラーメン! 今年もやります「おぢや麺フェス2025」今回のテーマは“麺×新米”/小千谷市
小千谷市は「へぎそば」発祥の地として有名ですが、最近はラーメンも人気。
へぎそばやラーメンを求めて、地元はもちろん、全国から観光客が訪れています。
そんな“麺天国”小千谷で開催される、麺好き必見のイベントが「おぢや麺フェス」。
市内のへぎそば店、ラーメン店が参加し、その年のテーマに合わせた期間限定メニューを提供します。
今年も11月7日(金)~12月14日(日)に開催されると聞き、麺をこよなく愛する身として居ても立ってもいられず、早速話を伺ってきました!

おぢや麺フェス誕生のきっかけ
お話を伺ったのは、おぢや麺フェス実行委員会事務局の上村 好弘さん。
小千谷生まれ小千谷育ちの“おぢや麺フェスの仕掛け人”です。
おぢや麺フェスが生まれたきっかけは、へぎそば店「わたや」の社長から、へぎそばとラーメンで何かイベントができないかと相談を受けたこと。
これまでへぎそば店とラーメン店の交流はほとんどありませんでしたが、町の活性化につながるならと調整を引き受けたそうです。
当初は1回きりの予定でしたが、お客様や参加店舗から好評の声を受け継続。今年で7回目の開催となりました。
参加店舗も8店舗から10店舗に増え、晩秋の食イベントとしてすっかり定着しました。
毎年共通のテーマに合わせ、参加店舗が腕をふるってメニューを開発しています。
今年のテーマは「麺✕新米」。この時期ならではの取り合わせ。相性抜群でお腹いっぱいになるのは間違いないですね。

特典 「街ガチャ」の種類は13種類!
おぢや麺フェスの楽しみの一つ、ノベルティの「街ガチャ」。
応援団長のNGT48北村 優羽 さんデザインをはじめ、人気の復刻版や新作デザインなど、全13種類がラインナップ。
どれもかわいくて全部欲しくなっちゃいますね。
「街ガチャ」は対象店舗で限定メニューを食べ、スタンプを3コ貯めると1回チャレンジできます。
さらに、対象10店舗すべてをコンプリートすると、プラス1回チャレンジできるので、最大で4回ガチャを回せるチャンス!
これはチャレンジしない手はない!
街ガチャは小千谷市民会館に設置されています。
スタンプカードは参加店舗にあるので、忘れずにスタンプを押してくださいね。

「おぢや麺フェス」生みの親 へぎそばの名店「わたや」社長の和田 正樹さん
和田さんは4代目として、創業百年を超える伝統の味を受け継ぎながら、新しい発想で商品開発に取り組むアイデアマンです。
「へぎそばを全国に広めたい」という強い思いから、当時交流の少なかったラーメン店と共同でのイベント開催を小千谷市に提案しました。
11月11日の「麺の日」を含む時期にあわせて、第1回おぢや麺フェスが実現。
コロナ禍で開催危機に陥ったときも、「食でみんなを元気にしたい」という声に支えられ、開催を続けてきました。
参加店舗の協力と市民の応援に支えられ、今では小千谷を代表する人気イベントとして定着しています。
テーブルや椅子に歴史を感じます。
料理を持ってきてくださったのは、今回のメニューの考案者の川上俊哉さん。
小千谷生まれで、東京で洋食やイタリアンのシェフとして修業した後に帰郷し、縁あってわたやの板前になりました。

「ワタリアン~そば屋で食べるイタリアン!?~ゴロゴロお肉のミートソースそばと地中海風炊き込みご飯」1872円(税込)
その名も「ワタリアン~そば屋で食べるイタリアン!?~ゴロゴロお肉のミートソースそばと地中海風炊き込みご飯」。
んんん?かなり斬新な名前。へぎそばがイタリアン?味が全く想像つかないぞ。
そうなんです。へぎそばの可能性を追求したい和田社長の思いに応え、川上さんがイタリアンと和食をフュージョン!
イタリアンシェフの経験を活かし、へぎそばをパスタ麺として使用。
スープパスタの発想で麺つゆにトマトソースを合わせ、何度も試作を重ねて完成させたそうです。
トマトにかぼちゃ、ブロッコリーの色どりも美しいですね。
ではさっそくいただきます!
「えっ」って声が出るほど自然になじんでいる。
へぎそばのコシの強さとトマトの濃厚な味わいが見事にマッチ。
なにこれ、めちゃめちゃ美味しい!
粗挽き肉やキノコもたっぷり入っていて、食べ応えがありました。
ヘルシーだし、女子ウケしそうな一品です。
こちらも野菜満載なのが嬉しいですね。
2品とも、わたやのチャレンジ精神が見事に昇華していて、拍手を送りたいおいしさでした。
おぢや麺フェスが始まったらまた食べに来よう♪
わたや本店
住所:小千谷市本町2-3-34
TEL:0258-82-2258
営業時間:平日11:00~15:00(LO14:30)
土日祝10:45~20:00(LO19:30)
定休日:月曜 詳しくは営業カレンダーでご確認ください

おぢや麺フェス2025 メニュー へぎそば編
ここからは、参加店舗のメニューを紹介します。
まずはへぎそば編。
参加店舗は、わたや本店と平沢店、角屋、和田、まるいちの5店舗です。
※料理写真はおぢや麺フェス実行委員会さんより提供いただきました。

わたや平沢店「秋の旬野菜とかぼちゃのポタージュそば ライスワンタンを添えて」 1,300円(税込)
本店に負けず劣らず、ユニークなメニューを開発しました。
へぎそばをかぼちゃの甘みを活かしたポタージュスープでいただきます。心がホッとする優しい味わい。新米はなんとライスワンタンに変身!からすみとチーズの風味が効いています。
季節野菜の素揚げやチキンステーキ、ほうれん草のエスプーマソースも一緒にどうぞ。
わたや 平沢店
住所:小千谷市平沢1-8-5
TEL:0258-83-0588
営業時間:平日11:00~16:00(LO15:00)/ 17:00~20:30(LO20:00)
土日祝10:45~20:30(LO20:00)
定休日:木曜(無休~月1回) 詳しくは営業カレンダーでご確認ください
https://www.watayasoba.co.jp/store/

元祖小千谷そば 角屋「お月見とろろそばとわさび丼」1,680円(税込)
小千谷インターからも近く、ロードサイド店舗が立ち並ぶ賑やかな一角にあります。
メニューは、たっぷりのとろろを使用した月見とろろそばと、本節の削り節と安曇野産わさび、茎わさびの醤油漬けをのせたわさび丼。
ともに和のテイスト、へぎそばとご飯の味を引き立てる美味しい食材を合わせました。
元祖小千谷そば 角屋
住所:小千谷市桜町4992
TEL: 0258-83-2234
営業時間:昼 11:00~14:30
夜 16:30~19:00
※そばがなくなり次第終了となります
定休日:水曜 ほか 詳しくは営業日カレンダーでご確認ください
https://hegisoba.com/store/

小千谷そば 和田「雑穀米&スパイスキーマと蕎麦のセット」1,500円(税込)
メニューは、新潟県産の新米をブレンドした国産の雑穀米と、自家製スパイスで融合したキーマカレーと蕎麦のセット。
ご飯たっぷりのボリューミーな組み合わせです。キーマカレーにへぎそばを絡めても美味しそう。
小千谷そば 和田
住所:小千谷市東栄1-2-2
TEL:0258-83-3283 0120-459-883
営業時間:公式インスタグラム参照
定休日:不定休

蕎麦割烹 まるいち「秋野菜のみぞれそば&タルタルブリカツ丼」1,500円(税込)
まるいちのメニューは「秋野菜のみぞれそば&タルタルブリカツ丼」と、これまた魅力的。
新そばを使用し、具だくさんの秋野菜と大根おろしをトッピング。特製ダレとタルタルソースのかかったブリカツ丼は、寒ブリと新米の美味しさを引き立てます。
晩秋から冬の味覚を味わえますね。
蕎麦割烹 まるいち
住所:新潟県小千谷市真人町乙794-1
TEL:0258-86-3037
営業時間:昼11:00~14:00 夜17:00~19:30
定休日:水曜日 火曜日は昼のみ営業

おぢや麺フェス2025 メニュー ラーメン編
参加店舗は、勝龍、暁天、ようか、つり吉、つるり の5店舗です。
ラーメンも試食を、ということで「勝龍」さんのメニューをいただいてきました!
ただでさえ人気なのに、某グルメ番組の出演で話題を呼び、その名は一気に全国区になりました。
広い駐車場には常に車が行き交い、特に週末は遠方からのお客様も珍しくありません。
取材は比較的空いている平日の夜営業開店直後にお伺いしました。
15歳でこの道に進み、以後ラーメン一筋に生きてきた細貝さん。
どんなに忙しくても1つ1つ丁寧に仕上げていきます。
またとにかく明るくて朗らか。お客さんにも気軽に話しかけます。
周りは笑顔が絶えません。
カウンターから覗いていたら「近くで見てもいいよ」と呼んでいただきました。
茹でたて麺と同店名物「勝肉麺」のスープの上にたっぷりの具材を乗せた後、今回のポイント、鮮魚ラーメンの名店「五ノ神製作所」のオマールエビペーストソースをたっぷりかけます。
いよいよ試食です。
運んできてくれたのは名物店員のアオちゃん。ドッカーン!!ポーズも決めてくれました♪

手打ちラーメン 勝龍「アオちゃんラーメンエビシオ仕立てとドッカンな味噌ライス」1,550円
どうですか、この迫力。
ただでさえ熱いスープにたっぷりかかったオマールエビペーストソースが保温効果となり全く冷めません。
これぞ爆盛り。これぞ勝龍のラーメンです!
こだわりの手打ち麺。太麺で歯ごたえがありすぎる。
牛の角突きで有名な東山地区の「かぐら南蛮クラブ東山」のかぐら南蛮をご飯にのせました。
ピリ辛風味で食が進みます。またラーメンの角煮や具材をのせて味変してもいいですね。
いやー食べた食べた。でも幸せ。こんな多幸感久しぶりです。
勝龍の魅力は、ラーメンの美味しさや圧巻のボリュームはもちろんですが、細貝さんのチャーミングな人柄、何よりお店全体にパワーがみなぎっている。
来るだけで元気になれる。だから何度も来たくなる。
人気の理由がわかった気がします。
勝龍に来るときは、お腹をペコペコにしてきてくださいねー!
手打ちらーめん 勝龍
住所:小千谷市千谷川2-8-8
TEL:0258-83-3770
営業時間:10:00~20:15(午後休憩あり)
定休日:火曜、第3週月曜(祝日等により変更の場合あり)

暁天「セアブラ肉ニボ醤油と小千谷のまんま」1,370円
メニューは「セアブラ肉ニボ醤油と小千谷のまんま」。
煮干しが香る“セアブラ”に濃いめの味付け豚バラ焼肉の相性最強な組み合わせ。温泉卵は、ごはんにかけても良しスープと混ぜても良し、お好みでどうぞ。
手打ち麺処 暁天
住所:小千谷市三仏生上林3560-2
TEL:0258-83-5840
営業時間:10:00~20:15
定休日:火曜、第3週月曜(祝日等により変更の場合あり)

麺や ようか「キーマカレー麺、チーズ飯」1,300円(税込)
メニューは自慢の鶏ガラ100% 塩ベースのスープで作ったキーマカレー麺。粗挽きの豚ひき肉が食欲をそそります。焼きチーズのご飯にキーマカレーをかけて、麺と米のデュエットを楽しんでください。
麺や ようか
住所:小千谷市若葉1-114
TEL:0258-83-0816
営業時間:昼11:00~15:00
夜17:00~21:00(金土は~22:00)
定休日:火曜

ラーメンつり吉 小千谷店「鰹薫る塩ラーメン越後川口産コシヒカリと飯の友」1,300円(税込)
メニューは「鰹薫る塩ラーメン越後川口産コシヒカリと飯の友」。
鰹の香味油や鰹節をトッピング。鰹風味の塩ラーメンをベースに作ったラーメンと、本店のある越後川口産コシヒカリをかぐら南蛮味噌で味わった後は、飯の友(とも)として、田上町 江部ファームの梅干をのせ、スープをかけてお茶漬け風に締めていただきます
ラーメンつり吉 小千谷店
住所:小千谷市城内1-8-25 サンプラザ1F
TEL:0258-89-7136
営業時間:11:00~22:00(L.O 21:30)
定休日:水曜(祝日の場合翌日)

麺や つるり「つけ麺米.米クラブ」1500円
高校や小学校が並ぶ住宅地に店舗があります。良質な小麦全粒粉を用いた自家製麺は滑らかな喉越しです。
メニューは「つけ麺米.米クラブ」とユニークなネーミング。
つけだれには米麴を使用。つけ麺を食べた後は、残りのつけだれにご飯を入れて茶漬け風に味わっていただく。味が濃ければ割スープで調整できます。
麺や つるり
住所:小千谷市旭町7-8
TEL:0258-83-1546
営業時間:昼11:00~14:00 夜17:30~20:30
定休日・月曜 木曜夜

おぢや麺フェス2025の前哨戦!?「品田広希 おぢやグルメフェスタ」
参加店舗はへぎそばやラーメン店はもちろん、人気イタリアンやカフェ、クラフトビールのブルワリーなどバラエティ豊か。
店舗を回って補助券3枚を集めると、空くじなし!豪華景品が当たる「品田くじ」に挑戦できます!
くじは街ガチャ同様に小千谷市民会館で引くことができますよ。
その品田広希さんは小千谷市出身のオペラ歌手(バリトン)です。国立音楽大学卒業後、イタリア留学を経て精力的に活動中。
プレイヤーとして活躍する傍ら、小千谷市民や子どもたちに向けてオペラの魅力や音楽教育の活動も積極的に行っています。

小千谷市民オペラ 「ラ・ボエーム」
今回の公演は『ラ・ボエーム』。ジャコモ・プッチーニが作曲したイタリアオペラです。
物語の舞台を原作の19世紀のフランス・パリから明治・大正の小千谷に移して、地域の伝統や文化を盛り込んだオリジナルバージョンとして構成。
2回公演をダブルキャストという豪華な布陣で、市民合唱団と共に上演します。
品田さんたちの指導のもと春から練習を開始。月に2回の合同練習に加え、自主練習を重ねながら準備を進めています。
まもなく本番。晴れの舞台を多くの人たちに見ていただこうと練習にも熱が入っています。
食欲と芸術の秋。小千谷市のグルメを味わいながら、オペラを身近に楽しんでみませんか。
購入方法等、詳細は下記サイトをご確認願います。

小千谷の街を楽しみながら食べ歩き
どの店舗も力作ぞろいで、写真を見ているだけでお腹いっぱいという人もいらっしゃるかもしれませんね。
今回のテーマが麺と米というだけあってどこもボリューミー。食べ歩きできるかな、と心配になる人もいるでしょう。
なので、せっかくなら腹ごなしをかねて小千谷の街歩きも楽しみませんか?
おすすめは、昨年オープンして一躍人気スポットになった「ホントカ」。
小千谷市民会館や多くの店舗も近隣にあり立ち寄りやすい場所にあります。
館内にはカフェも併設。屋上に上がれば越後三山などの絶景を楽しむことができます。
週末はイベントを開催していることも多いので、覗いてみる価値ありです!
ほかにも信濃川沿いを歩西脇邸、船岡公園で景色を眺めたり、お気に入りのスポットを見つけてみてください。
おぢや麺フェス2025、間もなく開幕です!
