大地の芸術祭2024を楽しもう!【津南エリア編】/津南町
大割野商店街の作品たち
他には名地農機にも同作品が展示されています。
別の場所から来た物
越後妻有「上郷クローブ座」
1階には今回の新作として、白井美穂《太陽の移ろい》が公開されています。白井さんは宮沢賢治の小説『注文の多い料理店』に着想を得た《西洋料理店 山猫軒》(松代エリア)を発表した作家でもあります。今回は、レストランに迷い込んだような一室を作りました。鑑賞者はそこで《西洋料理店 山猫軒》を訪れた紳士たちの映像を鑑賞。ラストシーンで紳士たちを襲う化け猫は作家自身が扮しています。何かを食べようと立ち寄ったはずのレストランで食べられる立場になってしまう…そんな映像を観た後、ふと自分のいる場所を見るとそこは、架空のレストラン。カラフルに彩られた空間が、ちょっと怖く見えてくる瞬間でもあります。
■一般 当日1,500円(パスポート提示で1,300円)、前売1,000円/■小中高生 前売・当日とも500円
地元のおかあさんたちが演劇でおもてなしするレストラン
最後は、鈴木牧之が旅した秋山郷で公開されている新作《アケヤマ -秋山郷立大赤沢小学校-》をPRして、大団円となりました。
香港ハウス
驟雨が来る前に「清水川原」
その実際の、屋外での展示が磯辺行久《驟雨がくる前に「秋山記行」の自然科学的視点からの推考の試み-1》になります。
かたくりの宿
また体育館には原倫太郎+原游の作品《妻有双六》があります。こちらは、家族や友人同士で遊んだら盛り上がること間違いなしの体験型作品ですよ!
アケヤマ -秋山郷立大赤沢小学校-
「アケヤマ」は秋山郷の語源になった言葉だそうです。
深澤孝史《続秋山記行編纂室》は、まさに秋山郷について知るのにぴったりのミニ図書館のような展示。鈴木牧之は江戸後期に秋山郷を訪れ『秋山記行』を書きました。その後、牧之の影響を受けた多くの人たちが「その続編的な記述」のように、秋山郷の民俗文化の研究、記録を続けていることに着目。編纂室では秋山郷に関する映像や文献など、さまざまな資料を閲覧することができます。
7回にわたってお届けしてきた大地の芸術祭2024シリーズ、いかがでしたでしょうか。
今回の大地の芸術祭は2024年11月10日まで続きます。どのエリアも見どころ満載なので、何度も足を運んで3年に1度のこのイベントを大いに楽しみましょう!
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024
期間:2024年7月13日〜11月10日
定休日:火水曜日
開催時間:10:00~17:00(10、11月は10:00~16:00)
※作品により公開日時が異なる場合あり
パスポート料金:
会期中(7/13〜11/10) 一般4,500円/小中高2,000円/小学生未満無料
個別鑑賞券もあり、各施設で販売
大割野おみくじ堂 一般400円/小中学生200円
《おりがみ:みんなで作る津南の森》《思い出の在り方》《Lights to Tsumari(妻有への明かり)》含む
越後妻有「上郷クローブ座」/香港ハウス入館料一般600円、小中学生300円
※上郷クローブ座レストランは事前予約制、7/13〜11/10の金・土・日・祝 12:00〜12:45 一般3,000円/子ども2,000円
空席がある場合は、当日電話予約可能 025-755-5363
予約は下記URLから
https://www.echigo-tsumari.jp/travelinformation/kamigo_clovetheatre_restaurant/
妻有双六 一般400円/小中学生200円
アケヤマ -秋山郷立大赤沢小学校- 一般800円/小中学生400円
会期中、作家たちによるイベントを多数開催します。詳細は下記URLから
https://www.echigo-tsumari.jp/news/akeyama2024all/
大地の芸術祭2024を楽しもう!【津南エリア編】/津南町
長岡市のリバティデザインスタジオで、夫とともにグラフィックデザインやコンテンツ制作を行う。アート、映画、文学、建築、カフェ巡り、旅行、可愛いものが大好き。ウェブマガジン「WebSkip(https://webskip.net/)」も細々と更新中