感動するトイレ!道の駅「パティオにいがた」の日本トイレ大賞受賞空間は高級ホテル並みの美しさだった/見附市
2021年07月23日
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こんにちは、三条市在住ライターの渡辺まりこです。
ドライブに欠かせない休憩スポットといえば“道の駅”ですが、今や道の駅は休憩するだけの場所にあらず。わざわざ足を運ぶべき観光スポットへと昇華しています。
今回ご紹介するのは見附市の道の駅「パティオにいがた」。2013年にオープンしたこちらは「トイレがすごい!」と話題なんです。
いったいどんなトイレなのでしょうか⁉ 噂の道の駅へ訪れてみました。
ドライブに欠かせない休憩スポットといえば“道の駅”ですが、今や道の駅は休憩するだけの場所にあらず。わざわざ足を運ぶべき観光スポットへと昇華しています。
今回ご紹介するのは見附市の道の駅「パティオにいがた」。2013年にオープンしたこちらは「トイレがすごい!」と話題なんです。
いったいどんなトイレなのでしょうか⁉ 噂の道の駅へ訪れてみました。
パティオにいがたは中之島見附IC から車で約3分。市内を流れる刈谷田川のたもとにあります。
噂のトイレはずっと入っていたくなる快適さ
それでは、さっそくトイレを拝見。県産材の「越後杉」を施したナチュラルな雰囲気で、トイレにつながるエントランスとは思えないようなオシャレ空間です。
何を隠そう、パティオにいがたのトイレは、2015年に「日本トイレ大賞」を受賞。全国の道の駅の中で初めて受賞したという輝かしい実績を誇っています。
設計を担当したのは、東京の敏腕デザイナー・小林純子氏。「地域のおもてなし」をめざした工夫をたっぷりと詰め込んだそうです。
何を隠そう、パティオにいがたのトイレは、2015年に「日本トイレ大賞」を受賞。全国の道の駅の中で初めて受賞したという輝かしい実績を誇っています。
設計を担当したのは、東京の敏腕デザイナー・小林純子氏。「地域のおもてなし」をめざした工夫をたっぷりと詰め込んだそうです。
看板のデザインは六角凧。この辺りでは毎年6月に「長岡中ノ島大凧合戦」が行われることから、見附市民にとってなじみ深いモチーフです。
女性トイレがこちら。まるで高級ホテルのトイレを思わせる洗練された空間で、真っ白な壁やドアの中に、アクセントの深い茶色の手洗い場が映えています。
トイレの便器や床は清潔でピッカピカ!聞くところによると、美しさを保つために毎日何度も清掃しているのだとか。
スタイリッシュな全身鏡は荷物置きがついた斬新なデザイン。
その向かいにあるパウダールームでは、鏡越しに季節の花を眺められます。窓ガラスの先にあるガーデンの植栽を担当したのは、「みつけイングリッシュガーデン」監修の英国園芸研究家・ケイ山田氏です。
実は、みつけイングリッシュガーデンも同デザイナーがトイレ設計を担当しているそう。開放感のあるモダンな構造は要チェックですよ。
▼みつけイングリッシュガーデンの詳しい記事はこちらからどうぞ(トイレに関する記述はありません)。
「ここはイギリス!?」と見紛う華やかさ。みつけイングリッシュガーデンで3万本の花たちに包まれる/見附市
実は、みつけイングリッシュガーデンも同デザイナーがトイレ設計を担当しているそう。開放感のあるモダンな構造は要チェックですよ。
▼みつけイングリッシュガーデンの詳しい記事はこちらからどうぞ(トイレに関する記述はありません)。
「ここはイギリス!?」と見紛う華やかさ。みつけイングリッシュガーデンで3万本の花たちに包まれる/見附市
こちらは男性トイレ。便器の形がスタイリッシュで、大きな窓から見えるガーデンが美しいです。ちなみに窓の外側からはトイレの中が見えない仕様になっているのでご安心を。
小さな子供用便座が設置されたキッズトイレも常設。まるで秘密基地のような小さな個室は、子どもたちがワクワクしちゃいそう!
見附市を襲った水害を学べる防災アーカイブ
道の駅パティオにいがたの魅力はトイレだけではありません。実はこちら、2004年に起こった洪水で刈谷田川が氾濫したあとに、埋め立てられた土地に建っています。
水害の記録を忘れないようにするため、そして後世に伝えていくため、道の駅の中に小さな防災アーカイブがあるんです。
水害の記録を忘れないようにするため、そして後世に伝えていくため、道の駅の中に小さな防災アーカイブがあるんです。
当時の水害記録や映像のアーカイブを閲覧できます。
ボタンを押すと、まちの模型に水があふれて洪水が起こる装置。これなら小さなお子さんでも興味をもって水害について学べそうです。
芝生の広場で自由に遊ぶ。デイキャンプもOK!
お次は建物の外に出てみましょう。見渡す限り広い芝生で最高に気持ちがいい~♪
遠くに見えるのは守門岳や粟ヶ岳。まちなかにいるのに、まるで自然の中にいるみたいに開放的な気分に……!
芝生の手前は、おもいきり走ったり、ボール遊びをしたりできる「みんなの広場」。冬は小高い丘を利用したソリ遊びも楽しめます。
奥側はバーベキューも楽しめる「デイキャンプ場」。バーベキューグリルの有料貸出しがあるので、自分で道具をそろえなくてもOK。食材は後ほど紹介する産直で購入できるので、手ぶらでバーベキューが楽しめます。
芝生の手前は、おもいきり走ったり、ボール遊びをしたりできる「みんなの広場」。冬は小高い丘を利用したソリ遊びも楽しめます。
奥側はバーベキューも楽しめる「デイキャンプ場」。バーベキューグリルの有料貸出しがあるので、自分で道具をそろえなくてもOK。食材は後ほど紹介する産直で購入できるので、手ぶらでバーベキューが楽しめます。
充実のテラス席。子供たちが芝生の上で遊ぶ姿を眺めながら、大人はゆっくりとテラス席でティータイムといった時間の使い方もいいですよね。
レンタサイクル(4時間200円)の嬉しいサービスも!近くには商店街もありますし、ちょっと足を伸ばして「みつけイングリッシュガーデン」や「みつけ健幸の湯 ほっとぴあ」に出かけてみるのも良さそうです。
産直コーナーではめずらしい品種の野菜も登場
道の駅のお楽しみといえば産直コーナー!産直マルシェ「健幸めっけ」では、六角凧をイメージしたユニークな形の建物に、見附のおいしいものが集まっています。
朝どり野菜はとびきり新鮮で、目にも鮮やか。市内中心の農家さん130軒が出品しているので、リピ買いしてお気に入り農家さんを見つけるのも楽しそう。
ちなみに見附の名産といえばレンコンとアスパラガス。それに“土垂(どたれ)”という昔ながらの希少な品種の里イモも人気です。夏の時期は、ゆうごう(夕顔)やナシナス(十全ナス)も登場するので、ぜひゲットしてみてください。
ちなみに見附の名産といえばレンコンとアスパラガス。それに“土垂(どたれ)”という昔ながらの希少な品種の里イモも人気です。夏の時期は、ゆうごう(夕顔)やナシナス(十全ナス)も登場するので、ぜひゲットしてみてください。
冷蔵コーナーには、お肉やお魚、豆腐、乳製品も売っています。
地元の老舗ベーカリーのパンは素朴で何度も食べたくなる味。
もちろん、おみやげにもぴったりな調味料やレトルト品、お菓子もそろっています。
農家レストランのビュッフェで野菜をチャージ!
野菜料理をガッツリ食べたい方は、農家レストラン「もみの樹」でお腹を満たしましょう。
ランチタイムは大人1,540円(税込)、子ども770円(税込)。65歳以上はシルバー割引で1,320円(税込)でお得です。
ランチタイムは大人1,540円(税込)、子ども770円(税込)。65歳以上はシルバー割引で1,320円(税込)でお得です。
ビュッフェスタイルのお料理やデザートは約40種類。ドリンクバーもあり。産直野菜をたっぷりと使ったやさしい味の料理が90分食べ放題です。
この日は、夏野菜揚げびたし、彩り野菜四川風、じゃがいもときのこの柚子ポンマヨ炒めなどがありました。どれも野菜が主役でヘルシー!
数あるメニューの中でも人気が高い「ローストオニオン」は、玉ねぎをじっくり1時間以上オーブンで焼き上げることで凝縮した甘みが最高です。見かけたら迷わずいただきましょう。
数あるメニューの中でも人気が高い「ローストオニオン」は、玉ねぎをじっくり1時間以上オーブンで焼き上げることで凝縮した甘みが最高です。見かけたら迷わずいただきましょう。
デザートは別腹で♪アイス、ゼリー、ケーキなど、ミニサイズだから全制覇もできそうですよ。
産直コーナーには、「もみの樹」特製のお弁当もあります。こちらも野菜たっぷりでヘルシーですが、ガッツリ肉おかずも入っているので満足度が高いです。
まずは感動トイレを体験!ゆっくりとした時間を過ごして
“感動するトイレ”が話題のパティオにいがたですが、ほかにも見所がいっぱい。防災アーカイブ、芝生広場、デイキャンプ場、産直ショップ、農家レストランのどれもが魅惑的でした。
広い駐車場は24時間開放しているので車中泊OK。テラス席付近にて寝袋で過ごす旅人もいるそうで、道の駅がいろんな形で活用されていることがよくわかります。
この夏はぜひ、道の駅パティオにいがたを目的にドライブを楽しんでみてくださいね。
広い駐車場は24時間開放しているので車中泊OK。テラス席付近にて寝袋で過ごす旅人もいるそうで、道の駅がいろんな形で活用されていることがよくわかります。
この夏はぜひ、道の駅パティオにいがたを目的にドライブを楽しんでみてくださいね。
道の駅 パティオにいがた
住所:新潟県見附市今町1-3358
電話番号:0258-94-6211
営業時間:9:00~19:00(産直マルシェ「健幸めっけ」)、11:00~15:00、17:30~21:00(農家レストラン「もみの樹」)、9:00~21:00(防災アーカイブ、交流休憩センター)
駐車場:109台
この記事を書いた人
新潟県三条市在住のフリーライター。主人が“金物のまち”を代表する職業の包丁職人ということから、地場産品に興味が芽生え、ローカルのおもしろさを日々発信中。 これまでの執筆実績はブログで紹介しています。http://www.watanabemariko.com/