村上新発田エリアの伝統芸能・祭りに触れる旅へ~新潟の暮らしを彩るもの~

2泊3日コース
村上・新発田エリアの生活文化を彩る伝統芸能・祭りを満喫することのできるスポットを集めたコースです。
村に伝わる大里峠伝説をもとにして盛大に開催される「えちごせきかわ大したもん蛇まつり」をはじめとして、城下町新発田の夏祭りで活躍する伝統的な金魚台輪作り体験や伝統民芸品「猫ちぐら」に触れることで、その地域へ心が一気に近づくはず。
好奇心の赴くままに、伝統芸能と祭りの世界へ飛び込んでみましょう。
START

1

新発田城・新発田城址公園

季節を感じる日本100名城の1つ

新発田城の見学と、新発田城址公園の散策。新発田城は、「表門」と「旧二の丸隅櫓」が当時のままの姿で残っており、国の重要文化財に指定されているほか、天守的存在であった「三階櫓」や「辰巳櫓」も復元され、日本100名城のひとつに選ばれています。表門前には新発田出身の赤穂義士堀部安兵衛の銅像があり、その脇に立つ安兵衛茶屋では、「御城印」や「日本100名城カード」などのグッズも販売しています。
新発田城址公園は、桜の咲く時期にはぼんぼりが設置されてライトアップされた夜桜を楽しむことができ、冬には美しい雪景色をみせる、表情豊かな公園です。

2

金魚台輪土鈴絵付け体験

夏祭りで活躍する郷土玩具「金魚台輪」の絵付け体験

土で作った「土鈴(どれい)」の金魚台輪に絵付けをする体験。新発田に古くから伝わる郷土玩具である「金魚台輪」を、厄除けや魔除け、お守りなどに用いられてきた土鈴にアレンジしたもので、新発田城表門前の安兵衛茶屋(4~11月末)にて体験可能です。地の赤い色はあらかじめ塗ってあるので、気軽に楽しめるのもうれしいポイント。世界にひとつだけの金魚台輪を作りましょう。

車で約5分

3

鮨 和食 ながしま

五感で楽しむ寿司体験

新潟ガストロノミ―アワード2024・若手シェフ部門を受賞した寿司屋で海鮮ランチ。以前は食堂として営業していましたが、コロナ禍を機に、寿司のみを提供する方針にシフトしたことで人気のお店に。半世紀以上歴史のあるお店を受け継いだ四代目が腕をふるい、目で見て、耳で聞き、舌で味わい、食感を楽しみ、鼻で香るという、五感で楽しむ寿司を堪能することができます。

車で約5分

4

清水園

新発田で育まれた文化に触れる時間を楽しむ

国指定名勝の大名庭園「清水園」や、創業1790年代(寛政年間)の老舗酒蔵「王紋酒造」など、文化遺産が数多く存在する寺町通りを街歩き。今もなお当時の面影を感じられる文化遺産を巡ることのできる貴重な機会です。また季節によって、鮮やかな紅葉や瑞々しい緑も感じることができます。新発田の街を散策しながら、その土地で育まれた文化に触れる時間を楽しみましょう。

徒歩で約1分

5

足軽長屋

身近な国指定重要文化財

江戸時代末期における新発田藩の足軽長屋で、藩政当時のままの姿で現存する。当時の下級武士が住んでいた八軒長屋は、歴史的にも貴重な存在です。
木造茅葺きの質素な建物は、当時の足軽たちの暮らしぶりを感じさせてくれます。

徒歩で約4分

6

王紋酒造

良質で芳醇。まろやかな口当たりの新潟清酒

創業1790年代(寛政年間)の老舗酒蔵。フラッグシップ「王紋」やワインのような味わいをもつ「かれん」など、幅広い種類の日本酒を揃えます。また、2022年4月には体験型酒蔵リゾート五階菱が同敷地内にオープン。コンシェルジュによる利き酒や試飲体験のほか、プロジェクションマッピングが人気です。地元みやげも豊富に扱っています。

徒歩で約1分

7

蔵春閣

絢爛豪華な迎賓館

「蔵春閣」(明治45年建造当時は東京隅田川沿い大倉喜八郎別邸敷地内/令和5年に新発田市に移設)は喜八郎と親交が深かった渋沢栄一をはじめ、政財界の大物や海外からの賓客をもてなすために建てられた迎賓館です。
特徴は、和風の外観に、椅子やシャンデリアのある洋風の内装という和洋折衷の木造建築。当時最先端の建築物だった「明治宮殿」(現:皇居)の影響を大きく受けており、歴史的にも貴重な建物です。
洋館とはまた違う味わいのある独自のレトロ感、絢爛豪華でクラシカルな雰囲気が訪れる人々を魅了します。

車で約40分

8

えちごせきかわ大したもん蛇まつり花火大会

伝統の祭りを華やかに盛り上げる花火大会

関川村に伝わる大里峠伝説をもとにした「大したもん蛇まつり」を盛り上げるための前夜祭として開催される花火大会を観覧。10号玉大連発をはじめ、大スターマインが打ち上がる様子は迫力満点です。誕生日、結婚式、七五三、成人式、亡くなった方への弔いなど、さまざまな願いを込めた「思い出花火」の打ち上げを申し込むこともできます。

車で約5分

9

光兎の宿 あらかわ荘

光兎(こうさぎ)に癒される料理自慢のお宿

新潟ガストロノミーアワード2024・若手シェフ部門を受賞したシェフが腕をふるう、関川村の霊峰「光兎山」の麓にある温泉旅館。食事では、新潟の食材を巧みに美味へと昇華させる、若き料理長の郷土に対する熱量を強く感じることができます。滑らかな肌あたりの温泉と古代檜風呂の木の香りが日頃の疲れを癒します。関川村が誇る霊峰光兎山の守り神である、縁起の良い兎が館内の至る所に飾られているのも注目ポイントです。

徒歩約5分

10

えちごせきかわ大したもん蛇まつり

世界一の「大蛇」が村を大暴れ

関川村の夏を彩る最大のイベント。村に伝わる大里峠伝説をもとに、昭和48年(1967年)の羽越水害の教訓を伝えるために始まったお祭りで、毎年大きな盛り上がりを見せます。昭和63年(1988年)に始まったこのお祭りは、都会にはない村の良さを掘り起こし、村で生きることの喜びと自信を持つことを目的のひとつとしています。パレードで使われる「大蛇」は、わらと竹で作られた世界一長い蛇としてギネス世界記録に認定されました。事前申込制で、大蛇を担いで村を練り歩くパレードにも参加できるため、地域ならではの祭りの世界へ飛び込んでみてはいかがでしょうか。
お腹が空いたら、地域に根付いた飲食店等が出店する露店で、関川村の味覚を楽しみましょう。

車で約1分

11

国指定重要文化財 渡邉邸【豪商豪農の館】

映画のロケ地にもなった贅を尽くした邸宅と庭園

映画「峠 最後のサムライ」のロケ地にもなった、国指定の重要文化財の邸宅と名勝庭園を見学。渡邉邸は江戸時代に酒造業、廻船業、新田開発等で財を成した渡邉家が、米沢街道に面して建てた大邸宅です。3,000坪の広大な敷地に堀と塀をめぐらし、500坪の母屋には厳選された無節の柱や丸桁などが惜しみなく使われています。母屋の最も特徴的な造りの一つが石置木羽葺(いしおきこばぶき)屋根で、木羽20万枚と石1万5千個が使われています。随所に贅を尽くした豪商豪農の館をぜひご覧ください。

徒歩で約5分

12

東桂苑

日本庭園を望むカフェで至福のひと時を

明治38年(1905年)建築の東桂苑でカフェタイム。国の重要文化財に指定されている渡邉邸の分家にあたり、日本瓦葺寄棟造りの堂々とした風格のある建物です。中では日本庭園を望むカフェを営業しており、コーヒー、アイスクリーム、そば(土・日曜のみ)などを楽しむことができます。特に新緑や紅葉の時季は庭園の景色が美しく、季節を肌で感じることができます。

車で約3分

13

猫ちぐら(関川観光情報センター)

猫ちゃん御用達、関川村に受け継がれる民芸品

道の駅関川地内「関川観光情報センター」で猫ちぐらの製作実演を見学。関川村の農家では、「つぐら」というわらで作られた子守り用の道具があり、昔からつぐらを模して猫用の「猫ちぐら」が作られています。その技は村外不出で継承され、現在も「関川村猫ちぐらの会」の会員が、コシヒカリのワラを100%使った優しい素材で、一つ一つ丁寧に手作りしています。猫だけでなく、犬用のちぐらやおひつ入れなども注文することが可能です。

車で約45分

14

新胎内温泉 ロイヤル胎内パークホテル

自然に包まれる河畔のホテル

木々に囲まれた道を進んだ先に、ひっそりと佇むホテルにステイ。ヨーロッパの古城のような外観に、大理石をふんだんに使用したロビー、洋館を思わせるステンドグラス、質の高い家具・調度品によるラグジュアリー感は、他のホテルでは味わえない非日常の世界をつくりだしています。食事では、胎内の美しい自然がもたらした山野の豊富な農産物や地ビール、ワインなどの食文化を楽しむことができます。美肌効果のある濃厚な高ナトリウム泉質の温泉は、夜空の星が降り注ぐような絶景の中でお楽しみください。自然に優しく包まれる心地よい時間を過ごしましょう。

車で約5分

15

胎内自然天文館

日本有数の星空スポットで天体観測

野生の小動物たちも姿を見せる胎内自然天文館は、自然のおおらかさや宇宙の不思議を肌で体感できる施設。県内最大級の望遠鏡を収めた観測ドームでは、星や月はもちろん、昼は太陽の観察が可能なので、天気のよい時期は昼も夜も楽しめます。土曜・連休の夜には観望会が行われるほか、8月下旬には世界有数の星空イベント「胎内星まつり」も開催します。

車で約15分

16

黒川石油公園・シンクルトン記念館

日本最古の石油献上の地

日本最古の原油湧出地である黒川石油公園には、油坪跡やたて穴の油井戸が当時のまま保存されており、今も湧き出る石油やガスを見ることができます。
また、明治6年(1873年)に英人医師シンクルトンが来村し、採油法を指導したことから命名されたシンクルトン記念館では、日本最古の石油の採掘や油田の歴史を知ることができます。

車で約15分

17

料亭 南都屋

国登録有形文化財の料亭で味わう新潟のミシュラン

新潟ガストロノミ―アワード2023・飲食店部門を受賞した料亭でランチ。江戸末期の魚屋がルーツで、やがて刺身やお酒を提供するようになり、往来を眺めながら旬の魚に舌鼓を打つことがこの辺りの人たちの粋な楽しみになっていきました。昭和4年(1929年)に建てられた現在の建物は、国の登録有形文化財になっています。文人墨客の愛した料亭では、新潟を代表する歌人・會津八一や、画家・藤本雅堂の作品が随所に残されており、苔の美しい庭を眺めながらのお食事は格別です。

車で約1時間

18

やすだ瓦ロード(安田瓦協同組合)

瓦の魅力を知る瓦づくしの街

瓦の装飾を楽しみながら散策。「安田瓦」とは、江戸時代からの歴史のある、耐久性・耐寒性に優れた雪国仕様のブランドです。やすだ瓦ロードでは、地域産業である安田瓦について「知る・学ぶ・楽しむ」ことができます。にいがた瓦館 かわらティエでは、瓦の歴史等を学べるほか、粘土を使った手のひらサイズの小さな鬼瓦の手作り体験も実施。丸三安田瓦工業株式会社の店舗「粘土工房ものがたり」では、各種体験(瓦割り等)や安田瓦の原料である粘土で作った製品の展示・販売も行っています。

車で約10分

19

ヤスダヨーグルト Y&Y GARDEN(ワイワイガーデン)

食べて遊んでヤスダヨーグルトを堪能

生乳を使ったヨーグルトを通じて健康を広げたい、美味しさを広く届けたいという思いから、美味しい乳製品を作り続けているヤスダヨーグルトの製造工場。旧安田町では「だしの風」と呼ばれる強風が吹き、稲作の生産性が低かったため酪農業が発展し、たくさんの人に愛されるヤスダヨーグルトが誕生しました。
実際にヨーグルトが作られている様子を見学したり、お土産を買ったり(スーパーでは買えない商品も!)、ソフトクリームを食べたり。充実の1日を過ごせること間違いなしです。

車で約20分

20

水原代官所

まるで江戸時代にタイムスリップ

江戸時代に迷い込んでしまったかと思うような雰囲気を醸し出す「水原代官所」。古文書の間取り図と絵図に基づき、年貢収納確保や民政などに関する執務を行った「公事場」や、犯罪者の取り調べを行った「白洲」などを復元した施設です。各部屋に袴を着た人形たちがいることで、よりリアリティが増しており、当時の様子が鮮明に浮かんでくるはず。映画「殿、利息でござる」など、様々な映画や時代劇の舞台にもなりました。

GOAL

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